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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000091912
提供館
(Library)
京都市図書館 (2210023)管理番号
(Control number)
京都市中央2011-012
事例作成日
(Creation date)
2011年7月20日登録日時
(Registration date)
2011年10月01日 11時32分更新日時
(Last update)
2014年10月11日 15時02分
質問
(Question)
東山慈照寺(じしょうじ・銀閣寺)にある向月台(こうげつだい)の高さが知りたい。
回答
(Answer)
向月台は,円錐の形に盛り上げた砂ということもあるためか,高さの記載にばらつきがあり,
「約1.8m」と記載されているものと,「約1.5m」と記載されているものがあった。

◎約1.8m(180cm)

1『週刊古社名刹巡拝の旅 26 吉田山と白川』(集英社)p6
  「白砂の盛り砂で築かれた向月台(高さ約1.8m)と銀沙灘(ぎんしゃだん)(高さ約35~40cm)が大きく眼をひく」

2『京都・世界遺産手帳 [5] 銀閣寺』(河原書店編集部/編 河原書店)p8
  「方丈前庭に白砂を円錐(えんすい)台形に高く(約180センチ)盛り上げたのが「向月台」で,段形に盛り,波型を描いた低い砂盛(約65センチ)が「銀沙灘」」

3『古寺巡礼京都 11 銀閣寺(新版)』(淡交社)p21
  「銀沙灘の高さは約65cm,向月台は約180cm」

4『京都の古寺 1 洛中・東山』(JTBパブリッシング)p129
  「本堂前には白砂を66cmの段形に盛り上げた銀沙灘(ぎんしゃだん),西南に接して高さ180cmの円錐上部を切り取った形の向月台がある」

5『週刊日本庭園をゆく 4 京都 洛東の名庭1』(小学館)p6
  「◆向月台 富士山の上を削り落としたような形で高さ180cmほど。記録に初出するのは1780年(安永9)の『都名所図会』で,盛砂は低く描かれている」


◎約1.5m

6『週刊京都を歩く No.4 銀閣寺周辺』(講談社)p11
  「銀沙灘南西にある富士山形の盛り砂。高さ1.5m,底の直径約3.2mとかなりの大きさである」


◎上記以外の高さ

7『京都美術の新・古・今』(太田垣 實/著 淡交社)p21
  「現在の向月台は円錐台の底部の直径が三・二メートル,頂上部の直径が一・二メートル,高さが一・五五メートル」
回答プロセス
(Answering process)
◎キーワード「銀閣寺」の他に,正式名称の「慈照寺」や「庭園」なども加えて探す。

◎『郷土資料事典観光と旅 26 京都府』(人文社観光と旅編集部/編 人文社)p96~97【慈照寺(銀閣寺)庭園】
  「国の特別名勝・特別史跡の指定をうけている」
ということで,

○『京都府文化財総合目録』(京都府教育委員会/編 京都文化財団)
○「国指定文化財等データベース」 http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index_pc.asp(2013年5月27日確認)

なども確認するが,向月台についての記載は見つけられず。


◎補足として
具体的に数字は出ていないが,時代によって高さ,形が変化してきたという記載が資料の中にいくつか見られた。
以下図版に登場した年代順に見ていくと,

『都名所図会 2』(市古 夏生,鈴木 健一/校訂 筑摩書房)p137~145【慈照寺】
  安永9(1780)年に出された地誌。向月台が登場し始める。円形に何重かの破線が描かれているが,高さはまったく感じられない。

『都林泉名勝図会 京都の名所名園案内 上』(秋里 籬島/著,白幡 洋三郎/監修 講談社)p150【銀閣寺 林泉】
  寛政11(1799)年に出される。少し高さが出てきた。

『京都名所図絵』(阿部 泉/著 つくばね舎)p88~93【慈照寺(銀閣寺)】
  前出の2点に加えて,元治元(1864)年に出された「花洛名勝図会」の図版あり。「都林泉名勝図会」に比べると,更に高くなっている。

『幕末・維新彩色の京都』(白幡 洋三郎/著 京都新聞出版センター)p12~13【銀閣寺・庭園】
  明治24(1891)年出版の彩色銅版画には,だいぶ高さの出てきた向月台の様子が見えるが,現在のような円錐形ではなく,お椀を伏せたような丸みのある形をしている。

『新撰京都名所図会 巻1』(竹村 俊則/著 白川書院)p119~120【慈照寺(銀閣寺)】
  昭和33(1958)年発行。形,高さとも,現在のものに近いよう。

『昭和京都名所図会 2 洛東』(竹村 俊則/著 駸々堂出版)p106~114【慈照寺(銀閣寺)】
  昭和56(1981)年に,「新撰京都名所図会」を元に新たに描き直し発行。銀沙灘と比べるとかなりの高さがあるように見える。形も現在のものと変わらない。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
寺院.僧職  (185 9版)
芸術政策.文化財  (709 9版)
日本  (291 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
銀閣寺(ぎんかくじ)
東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)
向月台(こうげつだい)
銀沙灘(ぎんしゃだん)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
学生
登録番号
(Registration number)
1000091912解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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