レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/04/22
- 登録日時
- 2018/07/02 00:30
- 更新日時
- 2018/10/02 00:30
- 管理番号
- 6000013647
- 質問
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解決
江戸末期から明治にかけての浮世絵師を探している。「血みどろ」の絵を描く人で名前が2文字だったはず。以前に展示会が札幌で行われたようだ。
- 回答
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下記の資料を提供。
- 回答プロセス
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ヒントが少なかったので、ネット(Google)で検索。江戸末期から明治までの浮世絵師がヒットしたが、なかなか条件に添う該当者が見つからない。そこで当時の浮世絵は身近な絵だったことも想定し「町・絵師」のワードを加えて再度検索した結果何人か絵師がヒット。中でも「弘瀬金蔵」という浮世絵師が該当。高知県下を中心に「絵金」の愛称で親しまれていたようで高知県赤岡町に定住し芝居絵・凧絵などを数多くの絵を描いていたよう。こちらの情報を基に「浮世絵」に関する参考資料を調べる。 資料によると「絵金」の通称は絵屋の金蔵の略称。狩野派の門下だったが後に破門される。画風は、原色を多用した配色と奔放な筆致、激しい流血表現など南国土佐固有の民衆的エネルギーを発散させている。赤岡町・朝倉神社(高知県)に多く所蔵されている。 他、赤岡町についても調べてみる。こちらは『国立国会図書館デジタル』で「赤岡町史」の閲覧ができ、「絵金」についての記述があった。「絵金」で検索。当館に『絵金』の画集があったので次の資料を案内。 「画集」は、 ①『絵金』 絵金蔵/監修 (721.8/エ 0118019850) 参考資料として ②『浮世絵大事典』 国際浮世絵学会/編 (R721.8/ウ 0117620369) (p80) ③『浮世絵事典 上巻』 (R721.8/ヨ 0111634549) (p140)
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 絵金絵金/[画]パルコエンタテインメント事業局
- 浮世絵大事典国際浮世絵学会/編東京堂出版 ( (p80))
- 浮世絵事典上巻吉田 暎二/著画文堂 ((p140))
- キーワード
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- 浮世絵(ウキヨエ)
- 浮世絵師(ウキヨエシ)
- 赤岡町(アカオカチョウ)
- 絵金(エキン)
- 弘瀬金蔵(ヒロセ キンゾウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000237835