レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年02月15日
- 登録日時
- 2019/04/16 14:09
- 更新日時
- 2020/04/07 13:12
- 管理番号
- 相大-H30-043
- 質問
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解決
チェンマイ国立博物館の屋根についている飾り(タイの寺院によくみられる)の名称が知りたい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『北タイごはんと古都あるきチェンマイへ』
『タイ日辞典』
『東南アジア 歴史と文化 25号』
屋根の飾りは
チョーファー(屋根の妻側頂点に取り付けられたガルダの頭の形の飾り。)
ハーンホン(破風末端の両側に取り付けられたナーガを表わす飾り。)
バイラーカー(チョーファーとハーンホンとの間に屋根の勾配に沿って取り付けられた、ガルダの翼とナーガのうろこを表わす飾り。)
と呼ばれている。
- 回答プロセス
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・直接タイ、アジア、建築関連の棚を見る。
『北タイごはんと古都あるきチェンマイへ』 岡本麻里/著 イカロス出版 2018 【s33544990 T292.37】
p44 写真の説明として「屋根の先端には神話の鳥を模したチョーファーという飾りがついている」と記載あり。
『世界美術大全集 第12巻 東洋編』 肥塚隆/編 小学館 2000 【s17269424 708】
写真が多いが記述なし。突出部としか表現していない。
『タイ日辞典』 冨田竹二郎/編 養徳社 1987 【s06758528 R829.3】
p525 「チョーファー 寺院の屋根の両端につける竜頭(元は白鳥の頭)状の飾りで木彫に金箔が貼ってある。」と記載あり。
・神奈川県立図書館OPACでキーワード“チェンマイ 博物館”で検索する。
『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』 中村浩/著 芙蓉書房出版 2016
屋根の装飾についての詳細な記述なし。
・J-STAGEでキーワード“タイ 屋根 チョーファー”で検索する。https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja (2019.4.20最終確認)
『東南アジア 歴史と文化 25号』 東南アジア史学会/編 1996
p28-57『バンコク市街地における土地神信仰の変遷-祠・神体の形態変化を中心に』 加納寛/著
p38「屋根の妻にはチョーファー(Choofaa)・ハーンホン(Haanghong)・バイラーカー(BaiRakaa)といった飾りが取り付けられ、一般家屋との差異を際立たせている。」と記載あり。
p52-53「チョーファーとは、屋根の妻側頂点に取り付けられたガルダの頭の形の飾りのこと。ハーンホンとは、破風末端の両側に取り付けられたナーガを表わす飾りのこと。バイラーカーとは、チョーファーとハーンホンとの間に屋根の勾配に沿って取り付けられた、ガルダの翼とナーガのうろこを表わす飾りのこと。いずれも仏教寺院建築に特有の装飾である。」と記載あり。
調査済み資料
『世界宗教建築事典』 東京堂出版 2001 【s17525585 R526.1】
『世界歴史建築大図鑑』 ドーリング・キンダースリー/編著 原書房 2013 【s31996341 R520.8】
『世界のお守り・魔よけ文化図鑑』 シーラ・ペイン/著 柊風舎 2006 【s25187444 R387】
『アジア・美の様式 下 東南アジア編』 オフィス・ド・リーブル/編 連合出版 1989 【s07499940 702.2】
『鬼瓦のルーツ写真紀行』 富山弘毅/著 ルネッサンス・アイ 2017 【s33543281 529】
『タイを知るための60章』 綾部恒雄(他)/編著 明石書店 2003 【s25330887 302】
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 東洋の建築.アジアの建築 (522 9版)
- 参考資料
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- 『北タイごはんと古都あるきチェンマイへ』 岡本麻里/著 イカロス出版 2018
- 『タイ日辞典』 冨田竹二郎/編 養徳社 1987
- 『東南アジア 歴史と文化 25号』 東南アジア史学会/編 1996
- キーワード
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- タイ
- チェンマイ国立博物館
- 屋根
- 飾り
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000255043