レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20191219
- 登録日時
- 2019/12/20 00:30
- 更新日時
- 2020/02/14 17:53
- 管理番号
- 福郷-102
- 質問
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解決
「山王堂 定」(サンオウドウ テイ)という人について知りたい。関連文献、資料がないか。
- 回答
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下記に記載する参考資料から「山王堂定」氏は、山王堂書店創業者であることが分かった。
◇自館資料より
参考資料1『出版文化人名辞典 第4巻』 福岡県[名鑑篇] p.13
「山王堂書店 山王堂定
氏は、明治十一年十二月十九日岡山県高梁町に生る、・・・福岡市博文社に四十二年迄勤務せしが同年二月十一日本籍地に於て同店を創業、・・・昭和六年二月一日には鳥飼駅より九丁、博多駅より電車数分、交通の要路に面し堂々たる日本式二階建の店舗を営み・・・」とある。
参考資料2『菊竹嘉市翁伝』 故菊竹嘉市追悼録編纂会/編
p.120-121に山王堂定による菊竹嘉市あて追悼文有り。
なお、国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館/図書館送信参加館内公開)でも閲覧可能である。
(104コマ目)http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1055645/104(最終確認 2019.12.19)
◇国立国会図書館デジタルコレクションより
『日本出版大観』 出版タイムス社/編 出版タイムス社 1930年
p.295(364コマ目)http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1176632/364(インターネット公開)(最終確認 2019.12.19)
「岡山県の産、八才にして大阪博文社に入り次いで・・・、博多諸岡書店に入り勤続十四年、明治四十二年二月十一日独立開業、主として教科書及び一般書籍雑誌の小売店として・・・」とある。
なお、参考資料3『出版・書籍商人物情報大観 昭和初期』(金沢文圃閣 2008年)は、上記『日本出版大観』を収録したものである。p.381に『日本出版大観』と同様記載あり。
さらに、当館には、準貴重資料として、山王堂定著の『福岡県内唱歌 第1集』(参考資料4)と『福岡県内唱歌 第2集』(参考資料5)を所蔵している。
- 回答プロセス
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当館OPACにて、「山王堂 定」で検索した。検索結果より、山王堂定に関する人物文献資料を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 8版)
- 参考資料
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- 1 出版文化人名辞典 第4巻 日本図書センター 1988.2 023/1R/134-4 福岡県[名鑑篇] p.13
- 2 菊竹嘉市翁伝 故菊竹嘉市追悼録編纂会/編纂 [故菊竹嘉市追悼録編纂会] 1936 289/12/S422 p.120-121
- 3 出版・書籍商人物情報大観 大久保 久雄/監修 金沢文圃閣 2008.2 023/1R/268 p.381
- 4 福岡県内唱歌 第1集 山王堂 定/著 山王堂定 1900.12 K767//フ
- 5 福岡県内唱歌 第2集 山王堂 定/著 森岡栄 1901.1 K767//フ
- キーワード
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- 山王堂定
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000270990