レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年04月11日
- 登録日時
- 2020/03/10 17:36
- 更新日時
- 2020/03/30 14:15
- 管理番号
- 20190004
- 質問
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解決
「よごし」(料理)の語源について書かれた資料はないか。
- 回答
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【資料1】から【資料4】を提供した。
- 回答プロセス
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郷土資料の方言関係の資料で確認。当館の郷土資料情報データベースで「よごし」を検索する。検索結果のうち料理の「よごし」について書かれたものを確認する。また、郷土料理の資料で「よごし」の記載を確認。語源の記載があった資料を提供する。
【資料1】方言関係の資料で「よごし」の語源まで記載があったのは、『とやま弁 にしひがし』でp126に記載があり、「一般には、よく胡麻味噌で和える。そこで「胡麻味噌によって、鍋の中の野菜とか芋類が汚れるところからヨゴシというのであろう」と教えてくれた人がいる。」と記載されています。
【資料2】『万華鏡:富山写真語』254号(2013)p2「砺波のよごし文化」の項目があり、「ヨゴシの語源は味噌で「汚す」ということらしい。」と記載されています。
【資料3】『砺波ライフスタイルブック 郷土料理編』p6に「味噌で野菜を「汚す」という行為がこの名前の由来と言われています。」と記載されています。
【資料4】『富山新聞2019/2/11 24面』の「となみ1300年 住みよさの秘密30第2章 なりわいの巻 心の食 2 郷土料理が十分「A級」」の中に「よく言われるのは味噌で野菜やご飯を「汚す」からとうい話ですが、(中略)「夜を越す」から「夜越し」であり「よごし」だというのです。」と記載されています。
- 事前調査事項
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国立国会図書館と当館の新聞記事検索で出てきた朝日新聞の記事は確認ずみとのこと。
- NDC
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- 食品.料理 (596)
- 語源.意味[語義] (812)
- 方言.訛語 (818)
- 参考資料
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大田栄太郎 著 , 大田, 栄太郎, 1899-1988. とやま弁にしひがし. 北日本新聞社出版部, 1975.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001268060-00 -
ふるさと開発研究所. 万華鏡 : 富山写真語. ふるさと開発研究所, 1991.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025438971-00 -
砺波ライフスタイルブック : 風土とともに生きる、古くて新しい暮らし方 郷土料理編. 砺波市教育委員会, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023615688-00 - 富山新聞2019/2/11 24面 「となみ1300年 住みよさの秘密30」
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大田栄太郎 著 , 大田, 栄太郎, 1899-1988. とやま弁にしひがし. 北日本新聞社出版部, 1975.
- キーワード
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- 料理
- 方言
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000275709