レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/07/28
- 登録日時
- 2008/07/02 02:10
- 更新日時
- 2008/07/02 02:10
- 管理番号
- tr137
- 質問
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解決
「粟野鉄索」とは何か。歴史、位置等についても知りたい。
- 回答
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ここで言う鉄索(てっさく)とは「索道(ロープウェイ)」の事で、鉱業・林業の運材施設としても利用されました。(『広辞苑 第5版』(新村出/編 岩村書店 1998))
粟野鉄索については『粟野町誌1 粟野の歴史』(粟野町/編 粟野町 1983)p802に以下の記載があります。
「(前略)細尾トンネル案及び上洲路電気鉄道敷設案、採算上の理由その他で不可能となったので、明治二十二年春、細尾峠鉄索運搬の案が計画された。(中略)
古河はアメリカ人を雇って設計させ、九月に着工、二十三年十月試運転を完了した。細尾――地蔵坂三八九二mの区間を八七個の運搬機を取付け、コークスを運んだ。
この鉄索は本邦民営鉱山業における鉄索使用の嚆矢であった。その後、第二鉄索を栃木平――細尾四六六六m、第三鉄索を大内――草久三五五五m、第四鉄索を文象――餅ヵ瀬四八九六m、第五鉄索を中原――車沢五六九〇m、第六鉄索を掛水――粕尾五七四五mにそれぞれ架設して、薪炭運搬の増強を計った。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金属工学.鉱山工学 (560 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 粟野鉄索
- 足尾銅山
- ロープウェイ
- 索道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000045454