レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/07/20
- 登録日時
- 2022/08/28 00:30
- 更新日時
- 2023/03/02 15:08
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220213
- 質問
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解決
仙台藩の「御用宿」について書かれている資料を紹介してほしい。
- 回答
-
下記資料を案内した。
なお,仙台藩の「御用宿」については資料1に詳細な記載があり,資料2は資料1と同様の内容である。
※【 】内は当館請求記号
資料1 吉田正志著『仙台藩刑事法の研究』慈学社出版, 2012【K322/2012.Z】
pp.114-143「付論二 御用宿」の項
資料2 藤田覚編『近世法の再検討』山川出版社, 2005【322.15/2005.X】
pp.89-115吉田正志「仙台城下の御用宿」の項
資料3 仙台市史編纂委員会編『仙台市史 第1巻』仙台市, 1954【K225/セ1-3/1】
pp.372-377「三 城下の景観・風俗その他」-「札ノ辻」の項
p.376の注釈4に「国分町には,郡村から藩御用で召上せられた百姓の人足の宿である「御人足宿」があった。」と記述があり。また,寛延二年(一七四八)の「御人足宿」には白子屋長右衛門屋守半右衛門等7名の名前の記載と「御人足定宿御郡方御用足」には菊池屋平三郎等4名の名前の記載がある。また,御用宿に関連して,仙台領内の者が江戸に上がった際のものとして「領内之者江戸表御用宿 馬喰町二丁目伊勢屋加兵衛」の名がみえる(白石家所蔵「寛政五年分定留」)の記述がある。
資料4 仙台市史編纂委員会編『仙台市史 第9巻』万葉堂書店, 1975【K225/セ1-5/9A】
p.271「六五八 文政九年定留 (筆毛問屋・国分町郡宿)」
p.273「六六一 天保七年定留 (国分町郡宿)」
資料5 宮城県史編纂委員会編『宮城県史 7』宮城県史刊行会, 1960【K201/ミ1/7】
pp.91-93「刑法及び刑事裁判」-「刑事裁判」-「評定所に於ける裁判手続」-「訴訟提起」の項
p.92「起訴された被告の身柄拘束は,(中略)被告の身分によって取扱方法が異っている。(略)特に城下に身寄りのない郡村の百姓は,町宿に下げて検断に責任を以て締りを命ずることになっており(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 吉田/正志?著. 仙台藩刑事法の研究. 慈学社出版, 2012.12【K322/2012.Z】:
- 藤田/覚∥編. 近世法の再検討. 山川出版社, 2005.10【322.15/2005.X】:89-115
- 仙台市史編纂委員会/編. 仙台市史 第1巻. 仙台市, 1954【K225/セ1-3/1】:376
- 仙台市史編纂委員会/編. 仙台市史 第9巻. 万葉堂書店, 1975【K225/セ1-5/9A】:271,273
- 宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 7. 宮城県史刊行会, 1960【K201/ミ1/7】:92
- キーワード
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- 御郡宿
- 町宿
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000320374