レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2007/11/20 14:56
- 更新日時
- 2007/12/05 18:32
- 管理番号
- 奈県図情-07-015
- 質問
-
解決
中国から日本に伝わった梵鐘について知りたい。
全国に2つか3つあると聞いたが、そのうちの1つが奈良にあると言われた。どこにあるのだろうか。
- 回答
-
中国から入ってきた鐘(支那鐘)は、過去の報告では2口(宗休寺と熊野神社のもの)とされていましたが、現在では現存するもので36口が確認されており、未報告のものもあると考えられています。
石田肇「日本現存支那鐘研究序説 : 附日本現存支那鐘一覧」によると、奈良県内では国立博物館が1口所蔵しています(重要文化財. 陳・太建7(575)年)。
また、「支那鐘」とは異なるようですが、愛知県の実相寺の梵鐘も、中国の影響を受けた日中混交式で、日本に3つしかないと言われています。
さらに山口県の正讃寺の梵鐘は、和韓折衷式という珍しい様式だということです。
◆出典・参考資料
石田肇「日本現存支那鐘二題 -関東大震災弔霊鐘と大阪箕面寒山寺鐘:附日本現存支那鐘一覧」
(史跡と美術 第六十三輯ノ四 所収)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 金工芸 (756 9版)
- 参考資料
-
-
石田肇「日本現存支那鐘二題 -関東大震災弔霊鐘と大阪箕面寒山寺鐘:附日本現存支那鐘一覧」
(史跡と美術 第六十三輯ノ四 所収)
-
石田肇「日本現存支那鐘二題 -関東大震災弔霊鐘と大阪箕面寒山寺鐘:附日本現存支那鐘一覧」
- キーワード
-
- 支那鐘
- 梵鐘
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000039593