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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000244183
提供館
(Library)
広島県立図書館 (2110011)管理番号
(Control number)
広県図20180007
事例作成日
(Creation date)
2018年03月11日登録日時
(Registration date)
2018年10月20日 17時27分更新日時
(Last update)
2018年11月02日 12時15分
質問
(Question)
日本の饅頭の歴史を調べている。起源は中国のようだが,誰が日本に伝えたのか知りたい。
回答
(Answer)
『日本大百科全書 22 ませ-もぬ』(参考図書1)
 p.208 まんじゅう[饅頭]
  起源は中国にあり,類似したものを奈良時代の日本にもたらされた唐菓子類にみることができると書かれているが,それを伝えた人物に関する記述はない。饅頭の製法を伝えた人物としては,聖一国師(円爾弁円)と林浄因の名が挙がっている。

『世界大百科事典 27 マク-ムン』(参考図書2)
 p.253 まんじゅう 饅頭
  「日本のまんじゅうは中国から帰化した林浄因(りんじょういん)に始まる」と書かれている。

『事典和菓子の世界』(参考図書3)
 p.130-134 饅頭
  p.130-131 饅頭伝来に関して広まっている二説として,聖一国師[しょういちこくし](円爾[えんに])と林浄因の記述あり。ただし,筆者は,曹洞宗の開祖である道元が著した『正法眼蔵』において,仁治二(一二四一)年の箇所に饅頭に関する記述があることを指摘し,「日本での饅頭の始まりはこの二説よりも遡ることができそうだ」と述べている。

『和菓子の系譜』(参考図書4)
 p.207-210 饅頭の伝来
  p.208-210 饅頭伝来に関する二つの言い伝えとして,聖一国師(円爾弁円)と林浄因の記述あり。聖一国師が伝えた饅頭が「虎屋饅頭」,林浄因が伝えた饅頭が「塩瀬饅頭」の起源だと書かれている。ただし,筆者は,『吾妻鏡』巻十三建久四年五月十六日の箇所に饅頭に関する記述があることを指摘し,「聖一国師が持って来たといういい伝えは事実であると考えられる。しかし、これが初来とはいいきれない」と述べている。

『和菓子の辞典』(参考図書5)
 p.179-180 志ほせ饅頭
  p.179 塩瀬総本家の初代として,林浄因に関する記述あり。
 p.255-256 虎屋饅頭
  p.255 製法を伝えた人物として,聖一国師に関する記述あり。

『47都道府県・和菓子/郷土菓子百科』(参考図書6)
 p.18-19 和菓子の完成
  p.19 「酒饅頭」の製法を伝えたとされる円爾弁円[えんにべんねん](聖一国師)と,「薬饅頭」の製法を伝えたとされる林浄因に関する記述あり。

『和菓子』(参考図書7)
 p.44-48 和菓子の歴史
  p.44-45 点心伝来と禅僧(饅頭と羊羹)―鎌倉・室町時代
   饅頭を最初に伝えた人物に関する二説として,円爾弁円(聖一国師)と林浄因に関する記述あり。

『まんじゅう屋繁盛記:塩瀬の六五〇年』(参考図書8)
 p.11-42 始祖・林浄因を巡る旅
  p.16-18 林浄因の来朝と和菓子の饅頭の誕生
   林浄因が奈良で饅頭をつくり,商いを始めたことに関する記述あり。

『虎屋の五世紀 通史編』(参考図書9)
p.34-35 コラム 和菓子の歴史饅頭
  饅頭の始まりとして,聖一国師(円爾弁円)が教えた酒皮饅頭に関する記述あり。「この約一〇〇年後には塩瀬饅頭も伝えられている」と書かれている。
回答プロセス
(Answering process)
百科事典で概要を確認してから,和菓子関係の資料を調査した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
衣住食の習俗  (383 8版)
食品.料理  (596 8版)
参考資料
(Reference materials)
1 日本大百科全書 22 (ませーもぬ). 小学館, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001921997-00 , ISBN 409526022X (p.208 まんじゅう[饅頭])
2 世界大百科事典 27 (マク-ムン) 改訂新版. 平凡社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009140571-00  (p.253 まんじゅう 饅頭)
3 中山圭子 著 , 中山, 圭子. 事典和菓子の世界 増補改訂版. 岩波書店, 2018.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028847974-00 , ISBN 9784000612593 (p.130-134 饅頭)
4 中村孝也 著 , 中村, 孝也, 1885-1970. 和菓子の系譜. 国書刊行会, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002077477-00  (p.207-210 饅頭の伝来)
5 奥山 益朗 編 , 奥山‖益朗. 和菓子の辞典. 1983.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I025345054-00  (p.179-180 志ほせ饅頭,p.255-256 虎屋饅頭)
6 亀井千歩子 著 , 亀井, 千歩子. 47都道府県・和菓子/郷土菓子百科. 丸善出版, 2016.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027025175-00 , ISBN 9784621089750 (p.18-19 和菓子の完成)
7 和菓子 : 美・職・技. グラフィック社, 2010.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010898680-00 , ISBN 9784766120868 (p.44-48 和菓子の歴史)
8 川島英子 著 , 川島, 英子, 1924-. まんじゅう屋繁盛記 : 塩瀬の六五〇年. 岩波書店, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008210766-00 , ISBN 4000021648 (p.10-42 始祖・林浄因を巡る旅)
9 虎屋. 虎屋の五世紀 : 伝統と革新の経営 通史編. 虎屋, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004279833-00  (p.34-35 コラム 和菓子の歴史饅頭)
キーワード
(Keywords)
和菓子
饅頭
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000244183解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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