レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20221012
- 登録日時
- 2023/01/14 00:30
- 更新日時
- 2023/01/16 16:13
- 管理番号
- 0000202327
- 質問
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解決
牧ノ山にある石塁が築かれた時期や目的が知りたい。
- 回答
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次の資料に記載がありました。
(1)『佐賀県の地名』 平凡社 1980
p.361 牧ノ山の山名や山谷牧・新牧・大木牧・牧口などの字名は、鍋島氏の軍馬育成のための牧が設
けられたことによるもので、牧ノ山には馬ふさぎの石塁が残っている。
(2)『角川日本地名大辞典 41』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1982
p.640 西有田町内には、この山名をはじめ、山谷牧・新牧・大木牧・牧口などの牧場の地名が残って
いる。これらの牧場は、元和年間佐賀藩主鍋島勝茂が中野神右衛門を奉行に命じて設けさせた
ものである。当山には馬ふさぎの石塁が残っている。
(3)『西有田町史 上巻』 西有田町史編さん委員会/編 西有田町 1986
p.266 佐賀藩における牧場経営の起源は、鍋島勝茂が江戸出府の節、伊万里から乗船予定のところ、
天候の関係で数日延びたその間、楠久島(後で牧島というようになった。)で兎狩をされた。
その際、島の地形が牧場としての適地と察知され家臣に命じた。翌九年放牧されたが、狭かっ
たので、伊万里(腰岳南斜面)と有田(牧ノ山の西斜面)の三カ所の牧で飼育することになり
盛況を見るに至ったという。
p.267 牧の累石線図
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219)
- 参考資料
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(1)『佐賀県の地名』 平凡社 1980
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I065012825-00 -
(2)『角川日本地名大辞典 41』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1982
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005706132-00 -
(3)『西有田町史 上巻』 西有田町史編さん委員会/編 西有田町 1986
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002616051-00
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(1)『佐賀県の地名』 平凡社 1980
- キーワード
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- 牧ノ山
- 黒髪山
- 石垣
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000327330