レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年08月30日
- 登録日時
- 2020/12/18 14:37
- 更新日時
- 2021/03/11 16:52
- 管理番号
- 新県図-01449
- 質問
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解決
山下清に関する下記1,2について
1.佐渡への来島
2.「山下清年譜」(式場隆三郎/編)
- 回答
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1.佐渡への来島
当館所蔵資料を調査したところ、下記(1)(2)の資料に山下清の佐渡への来島について記述がありました。ただし佐渡での行動などについての記述はありません。
(1)「山下清が故郷と呼んだ佐渡で見つけた画伯の追憶」(『財界にいがた』26巻11号 財界にいがた 2014 p12~14)
山下清が佐渡を訪れた際に親戚関係の本多家で世話になった旨の記述やその際の写真が掲載されていますが、具体的に訪れた年や行動に関する記述は見つかりません。
(2)「放浪の天才画家 山下清 佐渡に眠る」(『島の新聞』2006年8月9日付 島の新聞社 p2)
「昭和三○年代、山下清が佐渡に滞在していたか否かは不明だが、島内でよく話題に上り、彼の作品をあちこちで観た記憶も私たち五○代以上にはある。」「幼い頃に、彼と話した記憶があるという人もいる。多分、ふじが清を連れて里帰りしたことが幾度かあったのだろうと本多さんは推察する。」と記述があります。
2.「山下清年譜」(式場隆三郎/編)
当館所蔵資料を調査したところ、下記(3)の資料に式場隆三郎が一部作成した「山下清年譜」が掲載されていました。
なお、当館所蔵資料ではありませんが、国立国会図書館サーチより「式場隆三郎 山下清年譜」をキーワードに検索したところ、下記(4)(5)の資料がヒットし、どちらも中に「山下清年譜」が入っていることが確認できました。
(3)『裸の大将放浪記』第4巻(山下清/著 ノ-ベル書房 1979)
p417~432「山下清年譜」内p430~431に「附記 この年譜の前半は、昭和三十一年八月二十三日夜、鳥取県東郷湖畔の望湖楼で山下清の語る話を式場隆三郎がメモし、あとで補筆整理してかきあげたものである。(昭和三十六年四月)」と記述があります。
なお、年譜内p424~425「昭和27年」の箇所に佐渡に渡った旨の記述がありますが、佐渡での行動については記述がありません。p429~430「昭和33年」「昭和34年」「昭和35年」の箇所を確認しましたが、佐渡に関する記述は見つかりませんでした。
(4)『日本の風物』(山下清/〔画〕 式場隆三郎/〔編〕 東峰書院 1961)
(5)『日本ぶらりぶらり』(山下清/著,式場隆三郎/編 文芸春秋新社 1958)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 山下清
- 佐渡
- 式場隆三郎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000290922