レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年01月31日
- 登録日時
- 2017/02/03 11:07
- 更新日時
- 2017/02/08 09:59
- 管理番号
- 県立長野-16-058
- 質問
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解決
労働基準法制定の経緯、特に労働時間に関わる部分について知りたい。
- 回答
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県立長野図書館の蔵書中に制定の経緯について、詳細に書いたものは少ない。他館所蔵のものも含めて以下の資料を紹介した。(【 】内は当館請求記号)
<書籍>
・『労働法 : 権利の歴史と理論』松岡三郎著 弘文堂 1970 【366/425】p.69-105
・『労働基準法[昭和22年]』全4巻(6冊)別巻第46巻 渡辺章編 信山社 1996-2011 (日本立法資料全集51-56)
・『労働基準法--制定経緯とその展開』広政順一 日本労務研究会 1979
・『日本労働法の形成過程と理論』野村平爾 岩波書店 1957
・『戦後の労働立法と労働運動』上 日本労働協会 1960 第3章
・『労働基準法が世に出るまで』松本岩吉 労務行政研究所 1981
<雑誌>
・松岡三郎「四十年目の大幅労働基準法改正を考える : その実と虚」【最終確認2017.2.3】
『法律論叢』60(4・5) 島田正郎教授退休記念論文集 明治大学法律研究所 1988 p.195-246
・池添弘邦「日本の労働時間法制にかかる近年の政策と議論について : 長時間労働の視点から」【最終確認2017.2.3】
『長時間労働と労働時間の短縮施策 日韓比較』JILPT 資料シリーズ94 p.59-101 2011
・小嶌典明「なぜ労基法では1日8時間・時間外割増率25%となったのか」【最終確認2017.2.3】『日本労働研究雑誌』51(4) 2009 p.2-5
・広政順一「労働基準法の回想」1-7
『労務研究』30(4):p.8-16, 30(5):p.5-11,17, 30(6):p.22-29, 30(7):p.30-37, 30(8):p.24-31, 30(9):p.9-15, 30(10):p.16-24, 1977
・広政順一「労働基準法の制定とその歩み」第1話-第6話
『労働基準』47(8):p.30-35, 47(9):p.28-32, 47(10):p.30-33, 47(11):p34-41, 47(12):p.24-32, 1995
48(1):p.34-43, 48(3):p.34-41, 48(4):p.32-39, 48(5):p.26-32, 48(6):p.26-33, 48(7):P.42-50,:48(8):P.22-33, 1996
・寺本広作「労働基準法制定当時の思い出」『労働基準』5(9) 1953 p.2-3
・「労働政策審議会答申 労働契約法制定・労働基準法改正を –一定条件を満たすホワイトカラー労働者は労働時間規制を除外」
『労働法令通信』(2101) 2007 p.6-11
・土田道夫「労働基準法とは何だったのか?--労基法の変遷・方向性をその制定過程から考える(立法史料からみた労働基準法)」
『日本労働法学会誌』95 p.159-184 2000
・「労働基準法の制定と展開(労働基準法20年 特集)」野村平爾ほか 『季刊労働法』18(2) 1968 p.163-189
・広政順一「時間外労働と労働基準法 : 特に法第36条について」『季刊労働法』(8) 1953 p.35-45
・「改正 労働基準法の概要(最近の法改正の動向と今後の労働契約法、労働時間法制定の人事管理への影響資料集)」
『人事管理report』45(2) 2007 p.47-54
- 回答プロセス
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1 労働基準法は労働三法の一つであることから、「労働法」というキーワードも視野に入れておく。また、利用者は制定の経緯として、草案や国会での議論等も希望されていることから、注釈本等に書かれている内容では不足すると思われる。当館資料を「労働法」「労働基準法」「制定」「法制史」などのキーワードで検索するが、詳細な資料はヒットしなかった。
2 労働法の分類は366.1となるので、周辺の書籍を直接確認するが、制定当時の社会情勢について詳しい記述があったのは、回答の資料のみだった。
3 他館所蔵資料を国立国会図書館サーチおよびCiNii-Booksで同じようなキーワードで検索する。ヒットした資料の目次を確認して絞り込む。
4 雑誌文献を国立国会図書館サーチおよびCiNii-Articlesで同じようなキーワードで検索する。ヒットした中から絞り込んだ文献について、ウェブ公開の有無を確認していく。
5 所蔵雑誌を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 労働経済.労働問題 (366 8版)
- 参考資料
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松岡, 三郎, 1915- , 松岡三郎 著. 労働法 : 権利の歴史と理論. 弘文堂, 1968.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002191675-00 (【366/425】p.69-105) -
渡辺, 章, 1940-. 日本立法資料全集 51. 信山社出版, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002557157-00 , ISBN 4882612569 -
広政順一 著 , 広政, 順一. 労働基準法 : 制定経緯とその展開. 日本労務研究会, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001421577-00 -
野村平爾 著 , 野村, 平爾, 1902-. 日本労働法の形成過程と理論. 岩波書店, 1957.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000968088-00 -
日本労働協会 (1958年). 戦後の労働立法と労働運動 上. 日本労働協会, 1960. (JIL文庫)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001005930-00 -
松本岩吉 著 , 松本, 岩吉, 1941-. 労働基準法が世に出るまで. 労務行政研究所, 1981.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001527958-00
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松岡, 三郎, 1915- , 松岡三郎 著. 労働法 : 権利の歴史と理論. 弘文堂, 1968.
- キーワード
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- 労働基準法
- 労働法
- 制定
- 法制史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000208688