レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/07/24
- 登録日時
- 2009/11/11 02:12
- 更新日時
- 2009/11/26 11:11
- 管理番号
- 埼久-2009-048
- 質問
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解決
「津軽願人節」という民謡の歌詞と解説を探している。県立所蔵の『日本民謡全集 2』(雄山閣)、『ふるさと民謡 津軽二』(CD アポロン音楽工業)その他を確認してほしい。
- 回答
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『ふるさと民謡 津軽二』(CD アポロン音楽工業)に歌詞はあるが、解説はなし。その他解説は見つからなかったが、Web情報にあった記述をあわせて紹介する。
- 回答プロセス
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所蔵資料を調査する。
指定資料を確認する。
『ふるさと民謡 津軽二』(CD アポロン音楽工業)に収録あり。歌詞はあるが、解説はなし。
その他調査済み資料 収録なし。
『日本民謡全集 2』(雄山閣出版 1976)
『日本民謡大鑑 下』〈青森県〉の項(西田書店 1985)
『日本民謡大事典』(浅野建二 雄山閣出版 1983)
『青森県百科事典』(東奥日報社 1981)
ほか
Web情報を調査する。
《暁洲舎》という個人のWebサイトがあり。この中から以下のレコードに収録ありとわかる(2009/07/24最終確認)。
紺野初美(歌)「津軽願人節」(レーベル番号:KICH-2155(95))
鎌田英一(歌)「津軽願人節」(レーベル番号:CRCM-40020(93))
今重造(歌)「津軽願人節」(レーベル番号:KICH-2155(95))
同サイト内の《日本の民謡 曲目解説〈青森県〉》というページに解説があり。以下引用。
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「津軽願人節」(青森)
《昔江戸より願人和尚が寝物語にこの唄を》
代参や代垢離、代願をする願人坊主が唄うので「がんにん節」と言う。
京都鞍馬山大蔵院の支配下にある願人坊主たちは、全国を回って「御祈祷」
「チョボクレ坊主」「アホダラ経」「住吉踊り」などを演じて銭をもらい、生活していた。
住吉踊りは、長柄の傘の柄を叩き、拍子をとりながら音頭取りが唄い、その周りを
菅笠をかぶって、うちわを持つ踊り手が跳ね回る。その時の唄が、伊勢神宮の
遷宮式に使う御用材を曵く時に唄う「お木曵き木遣り唄」とも「伊勢音頭」とも
呼ばれる「ヤートコセー」であった。
明治に入ると願人坊主が姿を消したために「がんにん節」もすたってしまった。
◎山本 謙司 CF30-5003(89) TOCF-5012(92)
(http://www.1134.com/min-you/02/k0202.shtml 2009/07/24最終確認)
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上記を参考までに伝える。
その他の調査経緯は以下のとおり。
《NDL-OPAC(雑索)》《MAGAZINE PLUS》を〈津軽願人節〉で検索するがなし。
《NDL-OPAC》を〈津軽願人節〉で検索すると録音カセットが2点ヒットするが、
内容注記には「歌詞カード1枚」とあるだけで、解説の有無は不明。
《楽譜屋》
「都山流尺八民謡集 下」(出版社 ケイ・エム・ピー)に収録あり。
(http://www.gakufuya.com/index.php?D20030508-114252&s=1 2009/07/24最終確認)
《ゆにかねっと》
上記と同一書名だが、出版社が違う。
「都山流尺八民謡集 下」(協楽社 1985 所蔵館:国会図、徳島県図、大分県図など)
『AV-NOCS』で上記の《暁洲舎》のWebサイトの解説にあるレコード番号を検索し、
下記のCDに「津軽願人節」が収録されていることを確認する。
CF30-5003「津軽民謡集/山本謙司」(東芝EMI 1989)
TOCF-5012「山本謙司民謡リサイタル」(東芝EMI 1992)
県内公共図書館で上記「山本謙司民謡リサイタル」を所蔵する館があり。
内容を問い合わせたところ、歌詞はあり、解説文なしとの回答をいただく。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
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- 『ふるさと民謡 津軽二』(CD アポロン音楽工業)
- キーワード
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- 津軽願人節(ツガルガンニンブシ)
- 歌詞
- 民謡
- 津軽地方-青森県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000059422