レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年05月27日
- 登録日時
- 2021/06/01 16:32
- 更新日時
- 2021/06/23 11:53
- 管理番号
- 2021-7
- 質問
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未解決
愛媛県には「亥の子」文化があると思うが、曲の発祥はどこか。
- 回答
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【資料1】のp542に、「亥の子は、亥の月(陰暦一〇月)の亥の日、亥の刻(午前九時から一一時)に餅を食べると無病息災であるとの中国の俗信に基づくもので、平安朝(定平以前)以来、行われてきた行事である。それが次第に民間でも祝うようになり、収穫祝いとして特に西日本で盛んに行われだしたものである」とある。また、【資料1】のp546~547には、「亥の子搗きは「亥の子歌」を歌いながら搗く。本県の亥の子歌は多種多様でバラエティに富むが、一般的には数え歌型と呪咀型が原則であるが、南予にはさらに物語風のものがある。数え歌型は、地域によって多少文句に違いがあるけれども、すでに室町時代の『御伽草子』にも出てくる。」とあり、亥の子歌の発祥がかなり古いことが分かる。ただ、曲の発祥については書かれていない。
愛媛の亥の子歌を紹介している資料としては、【資料2】のp367~450、【資料3】のp25~28、及び【資料4】に県内各地の亥の子歌の紹介がされている。ただし、どの資料も曲の発祥地については記載がなかった。
このほか、【資料5】から【資料9】を確認したが、曲の発祥について書いている資料は見つけられなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 【資料1】『愛媛県史 民俗 下』 愛媛県史編さん委員会/編集 1984 <当館請求記号:K200-31>
- 【資料2】『愛媛民謡集』 愛媛県 1962.3 <当館請求記号:K388-29>
- 【資料3】『四国文化』 2巻1号(昭和22年新年号) 愛媛新聞社 1947.1<当館請求記号:K051-6>
- 【資料4】『亥の子考資料その他』 秋田 忠俊/著 1975 <当館請求記号:K386-10>
- 【資料5】『伊予路 民俗と歴史』 創刊号~8号 愛媛民俗学会/編 1963 <当館請求記号:K380-1>
- 【資料6】『亥の子唄』 吉田町教育委員会 198‐ <当館請求記号:K386-26>
- 【資料7】『文化愛媛』 BUNKA-EHIME No.56/MARCH2006 愛媛県文化振興財団 2006 <当館請求記号:K041-4>
- 【資料8】『愛媛県百科大事典 上』 あ~し 愛媛新聞社 1985 <当館請求記号:K290-63-1>
- 【資料9】『祭・芸能・行事大辞典 上』 総説 あ~そ 小島 美子 ほか/監修 2009.11 <当館請求記号:R386.1-マツ-2009>
- キーワード
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- 亥の子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000299621