レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/8
- 登録日時
- 2011/03/18 02:01
- 更新日時
- 2020/03/15 15:33
- 管理番号
- 京資-167
- 質問
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解決
明治45年頃に存在した京都国技館の場所などについて知りたい。
- 回答
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京都国技館の場所は千本三条の北東角で、明治45年6月1日に開館し、昭和8年まで存在したとされる。
京都国技館の概要や写真については『京都・滋賀の相撲』p80-82、「京都市劇場史略図」(『近代歌舞伎年表 京都篇』別巻に収載)、『古写真で語る京都』p64、『千本組始末記』p43以降に記載されている。
- 回答プロセス
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1.京都府立総合資料館・京都府立図書館の蔵書検索システムで、キーワード「国技館」を検索したが、みつからなかった。
2.同システムで、キーワード「相撲」を検索した資料を調べたところ、『京都・滋賀の相撲』のp80-82に、京都国技館の所在は「千本通三条東入」で、明治45年6月1日に開館したと記載されていた。この資料には、京都国技館の正面・内部写真、建物の概要や相撲についても記述されていた。
3.『京都府百年の年表』の総索引で「国技館」を調べたところ、同書第9巻(芸能編)の大正3年3月7日の項に、「明治45・6開館の京都国技館が解散となる(日出3・16)」と記載されていた。
4.インターネットで、キーワード「京都国技館」「京都 国技館」を検索したところ、『近代歌舞伎年表 京都篇』の中に、歌舞伎の上演場所として国技館の名が記載されていた。また、同資料の別巻にある「京都市劇場史略図」をみると、国技館は千本三条の北東角に記されていて、明治45年5月から昭和8年まで存在した。
5.『古写真で語る京都』のp64に、京都国技館の写真が掲載されていて、建物の概略が簡単に記載されていた。また、『千本組始末記』のp43以降に京都国技館についての詳細が記載されていた。
- 事前調査事項
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京都国技館では相撲のとりくみなどが行われ、千本三条の辺りにあったと聞いたことがある。また、明治45年6月1日の『日出新聞』(マイクロフィルム)の記事は調査済みとのこと。
- NDC
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- 近畿地方 (216 9版)
- 相撲.拳闘.競馬 (788)
- 参考資料
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- 『京都・滋賀の相撲』 竹森章著刊 1996.3 545p (当館請求記号K0/788.1/TA63)
- 『京都府百年の年表』(10 総索引) 京都府立総合資料館編 京都府 1972 209p (当館請求記号MK0/216.2/Ky6/10)
- 『京都府百年の年表』(9 芸能編) 京都府立総合資料館編 京都府 1971 304p (当館請求記号MK0/216.2/Ky6/9)
- 『近代歌舞伎年表 京都篇』 国立劇場調査養成部芸能調査室近代歌舞伎年表編纂室編 八木書店 1995-2005 7冊 (当館請求記号K1/774.26/KI42)
- 『古写真で語る京都』 京都映像資料研究会編 淡交社 2004.3 278p (当館請求記号K1/216.2/Ky6)
- 『千本組始末記』 柏木隆法著 海燕書房 1992 482p (当館請求記号K13/384.38/KA77)
- キーワード
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- 京都国技館
- 相撲
- 千本三条
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000082105