レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年08月11日
- 登録日時
- 2009/10/06 15:38
- 更新日時
- 2023/07/28 12:55
- 管理番号
- 岩手-0027
- 質問
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解決
銭形平次が物語の中で使用した銭は、どんなものだったか見たい。
- 回答
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野村胡堂著『胡堂百話』の「銭形平次誕生(2)」に、「普通の一文銭なら軽すぎるが、徳川の中期から出た四文銭。裏面に波の模様のあるいわゆる波銭ならば、目方といい、手ごたえといい、素人の私が投げてみても、これならば相手の戦闘力を一時的に完封できそうである」と記載あり。日本通貨図鑑に江戸時代の四文銭、波銭の寛永通宝の写真があり,該当ページ(p59~p60)を紹介する。
- 回答プロセス
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『日本架空伝承人名事典』で、物語の時代背景を確認。
野村胡堂の著作を確認。⇒『胡堂百話』から四文銭の波銭と判断。
『國史大辭典10』で「波銭」を調べる。⇒寛永通宝の四文銭を「波銭」とも呼んだことを確認。
『日本通貨図鑑』で、江戸時代の通貨を検証。
- 事前調査事項
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作者は野村胡堂
- NDC
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- 日本 (281 9版)
- 小説.物語 (913 9版)
- 貨幣.通貨 (337 9版)
- 参考資料
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- 『日本架空伝承人名事典』 大隅和雄他/編 平凡社 2000
- 『胡堂百話』 野村胡堂/著 中央公論社 1981
- 『日本通貨図鑑』 利光美津夫他/共編著 日本専門図書出版株式会社 2004
- 『國史大辭典10』 國史大辭典編集委員会/編 吉川弘文館 1989
- キーワード
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- 江戸時代
- 通貨
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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岩手県立図書館ホームページ レファレンス事例データベース検索
「銭形平次の投げ銭について」検索キーワード:銭形平次、貨幣
https://www.library.pref.iwate.jp/iwsystem/refdb.html
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000058566