レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/09/15
- 登録日時
- 2021/10/29 00:30
- 更新日時
- 2021/10/29 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210114
- 質問
-
未解決
仙台藩槍術家「黒澤勝衛」について調べている。慶応4年(1868年)3月,伊達宗敦が仙台藩主伊達慶邦の養子となった際に宇和島へ護衛として同行したというが,関連する資料はあるか。
- 回答
-
下記の資料を確認しましたが,「黒澤勝衛」に関する記述は見当たりませんでした。
資料1 伊達宗城『伊達宗城公御日記』 創泉堂出版, 2015【210.58/2015.6】
伊達宗敦の父である伊達宗城の直筆「御日記」を翻刻した資料です。p.19に,宗敦が宇和島から仙台へ向かったという記述があります。
なお,仙台藩の槍術家「黒澤勝衛」については,下記の資料に記述がありました。
資料2 菊田定郷『仙台人名大辞書』 続「仙台人名辞書」刊行会, 1981【K280/キ1-2】
p.341「クロサワ・カツエ【黒澤勝衛】」の項
「槍術家。藩の大番組,慶邦公時代の人にして,風傳流の槍術を養賢堂講武場に教授す。」
資料3 武藤弘毅『奥羽盛衰見聞誌 下編』 白石市史編纂調査会, 1956【K211.3/ム1/2】
p.96「慶應四年戊辰仙臺御役人」-「脇番頭 黒澤勝衛」の項
資料4 仙臺郷土研究会『仙臺郷土研究』【PK201/セ】
・23巻2号 (1963.9)
渋谷鉄五郎「浜田家に相伝された風伝流槍術の伝巻」(pp.39-46.)
p.42「(前略)文久元辛酉年四月吉辰 黒沢勝衛(後略)」
・復刊6巻1号 (1981.9)
高倉淳「黒川郡大衡村に伝った風伝流槍術と柳生流剣術」(pp.16-20.)
p.46「(前略)辰富の子官平辰良は,嘉永四年(一八五一)三月二八日に風伝流槍術の起請文をしたため,翌日黒沢勝衛より目録の伝授を受け(後略)」
- 回答プロセス
-
1 伊達宗敦に関する資料を調査したが,該当する記述はなかった。
2 続いて,当館のOPACで「伊達宗城」×「宇和島」をキーワードに検索したところ,回答要旨の資料1がヒットした。しかし該当する記述はなかった。
3 所蔵資料において黒澤勝衛に関する記述がある資料2-4を調べたが,黒澤勝衛が護衛として宇和島へ同行したという記述は見当たらなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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- 菊田定郷/著. 仙台人名大辞書. 続「仙台人名辞書」刊行会, 1981【K280/キ1-2】:
- 武藤 弘毅/著 阿部 末吉/編. 奥羽盛衰見聞誌 下編. 白石市史編纂調査会, 1956【K211.3/ム1/2】:
- 仙臺郷土研究会. 仙臺郷土研究. 無一文舘書店, 【PK201/セ】:
- 伊達/宗城?[著] 宇和島伊達文化保存会?監修. 伊達宗城公御日記. 創泉堂出版, 2015.6【210.58/2015.6】:
- キーワード
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- 黒澤, 勝衛(クロサワ, カツエ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000306676