レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2002/03/05
- 登録日時
- 2006/08/09 02:12
- 更新日時
- 2009/01/25 15:23
- 管理番号
- 埼久-2001-162
- 質問
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解決
大福餅の起源を調べているが、「宝暦現来集」が大福餅に関する最古の文献か。またこの資料は入手可能か知りたい。
- 回答
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『和菓子の辞典』の〈大福餅〉の項には、「喜遊笑覧」(文政13年(1830)自序)の文献名あり。
『事物起源辞典』には、「寛政紀聞」(成立年不明。ただし寛政10年(1798)の記述にあり。『未刊随筆百種 2』所収)の記述あり。
『平凡社大百科事典』には、前掲2文献に加え「宝暦現来集」(天保2年(1831))もあげられている。
『江戸生活事典』等にも、大福餅は寛政中頃より売り出されたとあるので、おそらく「寛政紀聞」が最古の文献と思われる。
以上を回答する。
- 回答プロセス
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『故事類苑』『飲食事典』も調べるが、上記「喜遊笑覧」「寛政紀聞」「宝暦現来集」の3文献以外の資料名は見られない。
なお、「宝暦現来集」は「続日本随筆大成 別巻6・7」に所収(調査当時現在品切・重版未定)。その後、県立で収蔵する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 『続日本随筆大成 別巻6・7 近世風俗見聞集』(吉川弘文館 1982)
- キーワード
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- 菓子-大福もち
- 史料-江戸時代-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000030023