レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20201125
- 登録日時
- 2021/01/15 00:30
- 更新日時
- 2021/03/22 13:59
- 管理番号
- 0401002516
- 質問
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未解決
頼山陽の『西遊詩巻』の草稿と思われる物を所有しているが、その最後に菊池出身の鶴洲王廷章(山田終吉)がこの草稿を手に入れるに至った経緯を記している。そこに「先生曩西遊入吾肥館、于熊本新第二街松原屋臨敷」とあり、頼山陽が「熊本新第二街松原屋」に滞在したと書かれている。この「熊本新第二街松原屋」について資料や情報はないか。
- 回答
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自館検索フルテキストキーワード「頼山陽 熊本」で検索すると12件ヒット。その中に熊本での宿泊に関する記述が載っている本が3冊あった。
・『天草頼山陽・柳田國男物語』鶴田 文史/著,近代文芸社,2008.10
60ページ「八 小島から熊本へ」の章に「熊本に於ける山陽。熊本に著いてからは、新町三丁目松原屋東阪方に投じ、此処に滞在した。」との記述あり。
・『頼山陽と肥後』橋本 正勝,1997.
7ページ 「7 熊本着」の章に「山陽は、熊本に着き新町三丁目松原屋というところに滞在した。」との記述あり。
・『熊本文学散歩』山崎 貞士/著,大和学芸図書,1976年
184ページ 「山陽は塩井の世話で、新町の松屋という宿に寄宿した。」の記述あり。※この資料では「松屋」と記述。
「熊本新第二街松原屋」は新町三丁目の松原屋であると判明。自館検索フルテキストキーワード「松原屋」で検索するがヒットせず。熊日データベースで「松原屋」で検索すると「熊本市新町で町屋の古絵図見つかる」の記事に「松原屋」は西南之役で焼失して廃業との記述あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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頼山陽の『西遊詩巻』についての論文を出されている大学の教授に問い合わせをしたが分からなかった。また、頼山陽記念文化財団にも問合せしてみたが、回答を得られなかった。
- NDC
- 参考資料
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- 天草頼山陽・柳田國男物語,鶴田 文史/著,近代文芸社,2008.10 (p60「八 小島から熊本へ」の章に「熊本に於ける山陽。熊本に著いてからは、新町三丁目松原屋東阪方に投じ、此処に滞在した。」との記述あり。|0119373868|C/283/ラ/)
- 頼山陽と肥後,橋本 正勝,1997. (p7 「7 熊本着」の章に「山陽は、熊本に着き新町三丁目松原屋というところに滞在した。」との記述あり|0116785171|C/283/ラ/)
- 熊本文学散歩,山崎 貞士/著,大和学芸図書,1976年 (p184 「山陽は塩井の世話で、新町の松屋という宿に寄宿した。」の記述あり|0110102944|C/910.2/ヤ/)
- 菊池市史 下巻,菊池市史編さん委員会/編,菊池市,1986.7 (p335「山田王廷章」(山田終吉)についての項目はあるが草稿については記述なし|0140613340|C/210E/キ/2)
- キーワード
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- 頼山陽
- らいさんよう
- 松原屋
- 鶴洲王廷章
- 山田終吉
- 山田王廷章
- やまだおうていしょう
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000292420