レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/03/08
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19050913007934
- 質問
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大正天皇の御大典の際、岡山から献上された品が何かわかる資料はないか
- 回答
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.12 大正3-4年』より、「岡山市献上品」という見出しを確認。
資料②『山陽新報 大正4年10月20日』によると、
「…長船の刀剣は既に出来上り磨をも済したる旨19日通知し来りたるが銘は岡山市にて刻む筈にて…(中略)…錦莞莚(三畳敷)は目下毎日13時間を費し入念に製織に従事し居れるも一日平均漸く二寸内外を織るに止まる有様にて、伊部焼の蓑亀(親亀の上に子亀の乗り居れるもの)は目下竃元にて製作し居り本月中出竃し得る筈なり」とあり。
資料③『山陽新報 大正4年10月30日』には、刀剣に刻銘をしていると思しき写真があり、銘についても説明されている。刀工は横山祐定と記載されている。
資料④『山陽新報 大正4年11月6日』には蓑亀の写真が掲載されている。
また、資料④の別の記事、資料⑤『山陽新報 大正4年11月4日』及び資料⑥『山陽新報 大正4年11月10日』には、新たに献上品を出願するものについては宮内庁から許可が出れば献上できるとして、他に献上を許可された品物についても記載されている。
資料⑥に記載されている献上品のうち、「市内東中山下治工逸見安造氏専念鍛錬の刀剣」については、資料⑦『岡山の刀剣』に、焼刃と鑢について記述がある。
資料⑧『岡山県歴史人物事典』の逸見東洋の項目には、この刀は兄安造との合作、と記載されている。
資料⑨『磯崎眠亀・錦莞莚』には、大正天皇の御大典の際献上したものと同一の錦莞莚の写真がカラーで掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756 9版)
- 参考資料
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.12 大正3-4年』岡山市政百周年記念誌編さん室,1988 参照はNo.217
資料②『山陽新報 大正4年10月20日』p.2
資料③『山陽新報 大正4年10月30日』p.7
資料④『山陽新報 大正4年11月6日』p.7
資料⑤『山陽新報 大正4年11月4日』p.2
資料⑥『山陽新報 大正11月10日』p.4
資料⑦ 小林種次『岡山の刀剣』日本文教出版,1971,198p. 参照はp.183
資料⑧『岡山県歴史人物事典』山陽新聞社,1994,1254p. 参照はp.890
資料⑨『磯崎眠亀・錦莞莚』磯崎眠亀顕彰会,2008,98p. 参照はp.16
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資料①『山陽新報行政関係記事目次集No.12 大正3-4年』岡山市政百周年記念誌編さん室,1988 参照はNo.217
- キーワード
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- 奉祝
- 奉献
- 即位
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019050913052107934
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生, 中学生
- 登録番号
- 1000270291