レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/2/28
- 登録日時
- 2014/06/21 00:30
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M14022315266395
- 質問
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木彫りで作品を作っているが、本格的な箔押しの技法ではなく、他の簡単な方法で金箔に近い質感を出す仕上げ方はないだろうか。浮き上がった部分を金色にしたりする方法などを探している。
- 回答
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木彫りの作例がある図書を検索し、彩色の仕方があるものを探す。
仏像や人形の作例の中に、金泥、金箔、截金などをしているものがあった。このうち、金箔を使わない金泥の使い方を説明しているものを紹介した。
①『板に彫るやさしい仏さま』(日貿出版 2001刊)には、レリーフ状に「板仏」を彫る作例があり、“彩色<金泥の溶き方>”として、使用材料と道具や作業工程が写真とともに解説がある。巻末には道具・材料の紹介があり、金泥を溶かすときに使う道具、彩色の他の用具なども詳しく掲載されている。①と同じ著者の②『守り本尊を彫ろう』(日貿出版社 2011刊)では、使っている金色は“クロイゾネゴールド”とあり、溶かし方が更に簡単である。
③『木彫りの工芸人形』(日貿出版社 1993刊)には金箔と金泥の両方を使って彩色した立雛の作例がある。
また、仕上げの塗りの参考に、用材や工程を詳しく解説している次の資料も紹介した。
④『木彫講座11 塗りについて』(日貿出版社 1981刊)は、塗りの基礎から、様々な仕上げ方、作例によるプロセスなどが詳しい解説がある。
⑤『可愛さあふれる少女の木彫り』(日貿出版社 2002刊)、⑥『洋風の木彫り入門』(日貿出版社 2002刊)も、塗装の用材やプロセスがある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 木彫 (713 9版)
- 参考資料
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①駒澤聖刀『板に彫るやさしい仏さま』 日貿出版社,2001,127p. 参照はp.14.124-125.
②駒澤聖刀『守り本尊を彫ろう』 日貿出版社,2011,118p. 参照はp.60-61.118.
③瀬戸栄子『木彫の工芸人形』 日貿出版社,1993,191p. 参照はp.150-
160.
④渡辺一生『木彫講座11 塗りについて 』 日貿出版社,1981,96p.
⑤渡辺二笙『可愛さあふれる少女の木彫り』 日貿出版社,2002,119p. 参照はp.14-35.46-50.68-71.86-91.
⑥戸島甲喜『洋風の木彫り入門』 日貿出版社,2002,213p. 参照はp.185-197.
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①駒澤聖刀『板に彫るやさしい仏さま』 日貿出版社,2001,127p. 参照はp.14.124-125.
- キーワード
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- 木彫り
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2014022315231166395
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000154874