レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年02月18日
- 登録日時
- 2013/10/25 18:51
- 更新日時
- 2014/02/22 14:44
- 管理番号
- 島根郷2005-02-002
- 質問
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解決
島根県の製材業において、丸鋸から帯鋸への移行期はいつか
- 回答
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当館所蔵資料より、以下の資料を紹介
資料1:昭和34年の調査。p4「生産」に項で、工場・貯木場へ運ばれた木材は「台車」「テーブル」「丸鋸」「横切用丸鋸」に分けられ製品化される、とあり。(なお、昭和31年の島根県下の事業者数421に対し、益田市の事業者数は31で、割合は7.36%)
資料2:p171「機械設備と労働力」に、昭和42年時点の「自動送材車つき帯鋸」の所有率(工場)を66.1%としている。また、「円鋸から帯鋸に、更に帯鋸は手押送材車つきから自動送材車つきに技術進歩してきた」とあり、全国的所有率(60%)よりも石見部は高い所有率であるとしている。
また、出雲・隠岐部については、p200に記述がある。自動送材車つき帯鋸は、出雲部では所有率が70%、隠岐では35%としており、石見地区の90%以上の割合に比べれば低い水準としている。
以上より、石見部では昭和30年代に丸鋸から帯鋸へ移行し、昭和40年代には多くが帯鋸を導入していたと思われる、と回答。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 林産製造 (658 8版)
- 参考資料
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【資料1】「益田地区製材業」実態調査結果報告書. 島根労働基準局, 1959.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000572434-00 (当館請求記号 貴096.5/163 ※貸出禁止資料) -
【資料2】日本工業立地センター/編. 島根県製材工業構造改善基本調査報告書. 日本工業立地センター, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000494670-00 (当館請求記号 096.5/62 ※貸出禁止資料)
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【資料1】「益田地区製材業」実態調査結果報告書. 島根労働基準局, 1959.
- キーワード
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- 島根県
- 林業
- 製材
- 機械設備
- 帯鋸
- 丸鋸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000139529