レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年08月11日
- 登録日時
- 2006/09/28 10:38
- 更新日時
- 2006/09/28 10:38
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-0754
- 質問
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解決
昭和19~20年代の木炭1俵の取引価格が知りたい。当時は統制価格だったと思うが、できれば岐阜県での価格を。
- 回答
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1 『日本木炭史』(全国燃料会館,1960)p.1164~に「木炭の販売価格の統制額推移表」があり、昭和14年から昭和25年までの、東京都および岐阜県における「黒炭雑に近似のもの」の1俵あたりの価格が記されている。
本表によると、木炭の価格は、昭和19年に2回、昭和20年に4回など、幾度にもわたり価格の改正が行われており、また生産者価格、政府売渡価格、消費者価格があるなど複雑だったため、利用者に直接資料をあたっていただくよう案内した。
なお、例としては昭和19年2月18日農商省告示115号の価格(岐阜県下)を紹介。
生産者価格2.30円
政府売渡価格2.40円
消費者価格2.50円
2 また、木炭には上記の「黒炭雑」のほか、いくつかの規格がある。昭和19-20年代の期間すべてについて、各規格の岐阜県下の価格を確認できる資料は見つからなかったが、『岐阜県史 通史編 現代』(岐阜県,1973)p.345には「昭和23年6月政府販売価格は、白炭雑15キログラム俵一区181円、二区169円、黒炭雑一区155円、二区143円であった。」との記述がある。
3 『日本統計年鑑 第1回(1949)』(日本統計協会発行,1949)p.663には、昭和20年1月から22年12月までの、「白炭堅」の東京における小売価格が掲載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 林産製造 (658 9版)
- 参考資料
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- 『日本木炭史』(全国燃料会館,1960 6書庫:658.2/ゼ)
- 『岐阜県史 通史編 現代』(岐阜県,1973 郷土:201/ギケ/9)
- 『日本統計年鑑 昭和24年』(日本統計協会発行,1949 6書庫:351/ソ/1)
- キーワード
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- 木炭
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000030811