レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/08/18
- 登録日時
- 2021/09/25 00:30
- 更新日時
- 2021/09/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210189
- 質問
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解決
コンクリートの基本的な遮音性能が記載されている資料を探している。
- 回答
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下記の資料に記載がありました。
資料1 日本建築学会/編『建築の騒音防止設計』 彰国社, 1991.8【524.96/ニ1】
p.9より
「(前略)(3)各種床構造の床衝撃音
鉄筋コンクリート造の集合住宅における一般的なスパン(4~5m)での床スラブ厚と遮音等級の関係は,重量衝撃源に対して130mm厚でL-60,160mm厚でL-55,200mm厚でL-50が大概確保できる。(後略)」
p.77より
「(前略)軽量床衝撃音は(中略)表面仕上げ材量の緩衝効果に大きく左右される。重量床衝撃音は(中略)床スラブ厚,床面積など躯体を含む床構造の振動特性に大きく左右される。床スラブ厚と床面積に対する重量床衝撃音の遮音等級(L-数)の目安を表4-1に示す。(後略)。」と記述があり,
表4-1には,「普通コンクリートスラブ,4周大梁支持」の場合の遮音等級の目安が記載されています。
資料2 古宇田 潔/編著 麦倉 喬次/編著『建物の遮音と防振」 鹿島出版会, 1993.2【524.96/1993.2】
p.125 「5-2 床衝撃音遮断性能について (1)一般床スラブの重量床衝撃音遮断性能について」の項
「(前略)床の表面仕上げの柔らかさはほとんど関係なく,床全体の振動し難さ(厚み、スパンの大きさ、構造様式)によって決定されます。(中略)重量床衝撃音性能は表面の床仕上げの柔らかさにはほとんど影響されません。」の記述があります。
また「表III-5-3 スラブ厚,面積と床衝撃音性能の目安(LH)」として,部屋面積,周辺固定条件,スラブ厚の関係についての表が記載されています。
pp.126-127 「(2)一般床スラブの軽量床衝撃音(LL)性能について」の項
「軽量床衝撃音は(中略)表面材の柔らかさによって大きく変化し,床スラブの厚さ,密度などの物理常数によっても多少変わりますが,スラブが支持されている条件(面積,スラブの周辺拘束条件等)による影響は小さいといえます。(後略)」と記述があります。
また,「表III-5-5 軽量床衝撃音性能の概略値」では,床の条件,コンクリートの種類,厚み,表面仕上げの違いなどによる軽量床衝撃音性能の概略値が記載されています。
資料3 平野 滋/著『わかりやすいマンションの防音設計』 オーム社, 2001.4【524.96/2001.4】
p.62に記載されている「図4・15 各種仕上材による遮音等級一覧(スラブ面積20平方メートル)」によると,
普通コンクリート150mmの場合の「重量衝撃源の遮音等級」は「L-55」,「タッピングマシンの遮音等級」は「L-80」となっています。
- 回答プロセス
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NDC524.96の書架を中心に調査した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 建築構造 (524 9版)
- 参考資料
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- 日本建築学会/編. 建築の騒音防止設計. 彰国社, 1991.8【524.96/ニ1】:pp9,77-,p79
- 古宇田 潔/編著 麦倉 喬次/編著. 建物の遮音と防振. 鹿島出版会, 1993.2【524.96/1993.2】:pp125-127
- 平野 滋/著. わかりやすいマンションの防音設計. オーム社, 2001.4【524.96/2001.4】:p62,133
- マンション管理センター∥監修 沢田/博一∥編. マンションリフォームの実務. オーム社, 2003.11【527.8/2003.Y】:p170
- 浅賀/栄三∥著. コンクリート. ナツメ社, 2005.6【511.7/2005.6】:
- 宮川/豊章?編 六郷/恵哲?編. 土木材料学. 朝倉書店, 2012.3【511.4/2012.3】:
- 倉西/茂?共著 中村/俊一?共著. 最新橋構造. 森北出版, 2018.11【515/2018.Y】:
- 日経アーキテクチュア?編. 天井大全. 日経BP社, 2012.9【524.86/2012.9】:
- 久野/和宏∥編著 野呂/雄一∥編著. 建築音響. 技報堂出版, 2005.6【524.96/2005.6】:
- 上野/佳奈子?著 鍵/直樹?著. しくみがわかる建築環境工学. 彰国社, 2016.12【525.1/2016.Z】:
- 日外アソシエーツ株式会社/編集. マンション問題. 日外アソシエーツ, 2001.5【365.35/2001.5/R】:
- 日本コンクリート工学協会/編. コンクリート便覧. 技報堂出版, 1996.2【511.7/1996.2/R】:
- 久野/和宏∥編著 野呂/雄一∥編著. 建築音響. 技報堂出版, 2005.6【524.96/2005.6】:
- キーワード
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- 建築音響学
- 遮音
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000305085