レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/08/18
- 登録日時
- 2021/09/25 00:30
- 更新日時
- 2021/09/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210272
- 質問
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解決
太鼓現象について記載のある資料が見たい。
- 回答
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「太鼓現象」について記載のある資料は以下のとおりです。
資料1 マンション管理センター∥監修 沢田/博一∥編『マンションリフォームの実務』オーム社, 2003.11【527.8/2003.Y】
p.165 「5・13 防音対策工事, (3)施工のポイント, (b)隙間をつくらない」の項に以下の記述がありました。
「基本的に断熱も音も空気を介して熱や振動が伝わるのだから,空気の伝播を防ぐためには隙間をつくらないことが原則である。(中略)これは音の種類によっては,挟まれた空隙(くうげき)で共鳴し,かえって音を増幅さえる(太鼓現象)ことも多いからである。(後略)」
また,「太鼓現象」の文言の記載はありませんでしたが,参考に以下もご案内します。
資料2 日本建築学会/編『建築の騒音防止設計』彰国社, 1991.8【524.96/ニ1】
p.79「4.3.2根太床構造」の項より
「(中略)この床構造は,根太床が太鼓のような作用をするため125-250Hz付近の周波数帯域で床衝撃音が大きくなる傾向がある。(後略)」
資料3 平野 滋/著『わかりやすいマンションの防音設計』オーム社, 2001.4【524.96/2001.4】
p.133より「(前略)フローリングを貼る下地構造に根太構造を用いると,フローリングとスラブの間に空間ができ,この空間で衝撃音が増幅して,衝撃音の遮断性能はじゅうたんより悪くなる例が多い。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 建築構造 (524 9版)
- 参考資料
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- マンション管理センター∥監修 沢田/博一∥編. マンションリフォームの実務. オーム社, 2003.11【527.8/2003.Y】:p170
- 日本建築学会/編. 建築の騒音防止設計. 彰国社, 1991.8【524.96/ニ1】:pp77-p79
- 平野 滋/著. わかりやすいマンションの防音設計. オーム社, 2001.4【524.96/2001.4】:p133
- 久野/和宏∥編著 野呂/雄一∥編著. 建築音響. 技報堂出版, 2005.6【524.96/2005.6】:
- 上野/佳奈子?著 鍵/直樹?著. しくみがわかる建築環境工学. 彰国社, 2016.12【525.1/2016.Z】:
- 日外アソシエーツ株式会社/編集. マンション問題. 日外アソシエーツ, 2001.5【365.35/2001.5/R】:
- 久野/和宏∥編著 野呂/雄一∥編著. 建築音響. 技報堂出版, 2005.6【524.96/2005.6】:
- キーワード
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- 建築音響学
- 太鼓現象
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000305065