レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/8/4
- 登録日時
- 2019/12/15 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:40
- 管理番号
- M19072412307988
- 質問
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月は少しずつ地球から離れているのか。
- 回答
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①『月のきほん』の「月はどんどん離れている?」に「地球のすぐそばに誕生した月はしだいに遠ざかり、現在は地球の直径の30倍の位置にいます。」、原因については「地球と月の潮汐力です。」とあり、説明が続いている。また「現在、月は毎年3㎝ずつ地球から遠ざかっており、100億年後には地球の直径の43倍の位置まで離れます。」と記されている。
②『夜ふかしするほど面白い「月の話」』には「Q 月は地球から遠ざかっていると聞きましたが、本当ですか?」という項目があり、「A 年に三センチずつ遠ざかっている」と、回答がある。続いて原因についても記されている。また「数十億年後、地球と月の角運動量が互いに平衡に達すると、月はもう地球からそれ以上遠ざかることはありません。このとき、月は地球から五〇万キロメートル以上離れた場所にいます。そして、地球の自転と月の公転が完全に同じ周期になります。」とある。
③『月の科学』の「月のコラム4:遠ざかる月」に「月は毎年約3.8cmずつ地球から遠ざかっている。」、原因については「月による潮汐力は、主に地球の海水と海底との間に摩擦を生じさせ、摩擦熱によるエネルギー損失から地球の自転速度は10万年に1秒の割り合いで遅くなる。」、「地球の自転速度が遅くなると、角運動量保存の法則に則って、月の公転速度が速まり、月軌道が膨らんで地球から遠ざかる。地球の自転速度が減った分、角運動が月の公転運動へ移ったのだ。」とある。また「いまから50億年ほど経つと、地球‐月系の角運動量は釣り合い、月の後退に終止符が打たれる。同時に、地球の自転周期と月の公転周期とが一致し、地球と月は互いに同じ面を向き合う」と記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 月 (446 9版)
- 参考資料
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①白尾元理『月のきほん』 誠文堂新光社,2017,159p. 参照はp.100-101.
②寺薗淳也『夜ふかしするほど面白い「月の話」』 PHP研究所,2018,251p. 参照はp.184-188.
③青木満『月の科学』 ベレ出版,2008,391p. 参照はp.140.
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①白尾元理『月のきほん』 誠文堂新光社,2017,159p. 参照はp.100-101.
- キーワード
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- 潮汐力
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2019072412353907988
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000270314