レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/01/27
- 登録日時
- 2011/07/12 02:01
- 更新日時
- 2011/07/26 13:56
- 管理番号
- 埼熊-2011-016
- 質問
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解決
出エジプトの時、モーゼが、シナイ山に幕屋を中心に張ったイスラエル12部族の配置図が載っている資料を探している。
- 回答
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所蔵資料では、配置図が載っている資料は見つからなかったが、『民数記』にその配置についての記述がある以下の資料を紹介した。
『図説聖書物語旧約篇 ふくろうの本』(山形孝夫著 河出書房新社 2001)
モーゼがイスラエルの民を率いてエジプトを脱出し、シナイ山のふもとに幕営する(「出エジプト記19章」)までの記述がある。
『聖書地理』(チャールズ・F.ファイファー著 森博、棚潮多喜雄共訳 聖書図書刊行会 1978)
p81「イスラエルがシナイ山のふもとに宿営している間に、モーセは律法を受けるため山に登った(出エジプト19-31章)」「(モーセは)神とイスラエルとの会見の場所として幕屋を建てるために指示を与えた(出エジプト32章)」「シナイを出発する前に、(中略)各部族における責任に応じて組織が作られた(民数1、2章)」
※これから「出エジプト記」の19章以降、および「民数記」を確認したところ下記のとおり「民数記」に該当部分があることがわかった。
『聖書講解全書 4 レビ記・民数記』(日本基督教団出版局 1978)
p128「宿営と行進とのためのイスラエルの順序(2.1-34)」の項あり。
神が諸部族が宿営する時、行進する際の型を授けた。
「会見の幕屋がいつも中央になければならない。宿営では、諸部族がその周囲を、三部族ずつ各方向にいて、囲まなければならない。主要な部族が自分の旗を指定されたがわに立てねばならず、左右にほかの二つの部族がひかえた。ユダに、東の、幕屋の戸口に面する、栄誉の座が与えられ、イッサカルとゼブロンとが、ユダとともに宿営した。南には、ルペンが、シメオンとガドとともに、西には、エフライムが、マナセとベニヤミンとともに、北には、ダンが、アセルとナフタリとともに宿営した。部族らが宿営をたたむとき、かれらは同じ順序で出発しなければならなかった。」
『七十人訳ギリシア語聖書 4 民数記』(秦剛平訳 河出書房新社 2003)
p18-22「第2章 宿営時の12部族の配置」の項あり。
原文翻訳で注釈がついている。
東側中央にユダの部隊、その両側にイサカルの部族とゼブルンの部族。南側中央にルベンの部隊、その両側にシメオンの部族とガドの部族。西側中央にエフライム部隊、その両側にマナセの部族とベニヤミンの部族。北側中央はダンの部隊でその両側にアシェルの部族とナフタリの部族、という記述になっている(『聖書講解全書 4 レビ記・民数記』と同じ)。指導者名や各部族の人数、移動の順番の記述もある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 聖書 (193 9版)
- 参考資料
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- 『図説聖書物語旧約篇 ふくろうの本』(山形孝夫著 河出書房新社 2001)
- 『聖書地理』(チャールズ・F.ファイファー著 森博、棚潮多喜雄共訳 聖書図書刊行会 1978)
- 『聖書講解全書 4 レビ記・民数記』(日本基督教団出版局 1978)
- 『七十人訳ギリシア語聖書 4 民数記』(秦剛平訳 河出書房新社 2003)
- キーワード
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- エジプト-歴史-古代
- 聖書-旧約
- Moses(モーセ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000088349