レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/08/17
- 登録日時
- 2012/11/07 02:05
- 更新日時
- 2012/11/07 02:05
- 管理番号
- 滋2012-0066
- 質問
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解決
大津市瀬田にある龍王宮秀郷社の概要を知りたい。
- 回答
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『大津の社』によりますと、「瀬田唐橋の東詰め、雲住寺門前の瀬田川河畔に北面して鎮座している。社殿は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、二座。『近江輿地志略』によれば、この社は「龍王社」と「秀郷社」に分けてあげている。それによれば、「龍王社」は、龍王乙姫の霊といい、「秀郷社」は、藤原秀郷の霊を祀るという。この社は、かつて川下六・七町南東にあった小祠を、寛永年中(一六二四~四四)秀郷子孫蒲生中務大輔忠知がこの地に遷したもので、それより「龍王社秀郷社」と称するようになったという。社伝によると、秀郷は平安時代に平将門(たいらのまさかど)の乱を鎮めた藤原秀郷のことで、田原(俵)藤太とも称した武将である。藤太は、唐橋の下の水府(すいふ)に住む龍宮の乙姫に頼まれて、百足(むかで)退治をし、二人は夫婦の契りを結ぶ。有名な田原藤太百足退治の伝説であるが、この社は藤太、乙姫の霊を祀るのである。(後略)」とあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神衹・神道史 (172 8版)
- 参考資料
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- 1 大津の社 大津市歴史博物館∥企画編集 大津市 1992年 S-1711- 92 p.140-141
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2 大津の伝説 大津市教育委員会博物館建設室∥企画編集 大津市 1988年 S-3811- 88 p.138-140
- キーワード
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- 龍王宮秀郷社
- 藤原秀郷
- 田原藤太
- 俵藤太
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2110049-1101(大津市立図書館提供)
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000113757