レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年06月14日
- 登録日時
- 2011/07/19 10:39
- 更新日時
- 2011/09/27 19:16
- 管理番号
- 埼熊-2011-062
- 質問
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解決
古代を扱った歴史の本に登場する「わだつみ」とは、どのような人々のことを言ったのか知りたい。
- 回答
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「わたつみ(わだつみ)」について記述のあった、以下の資料を紹介した。
『日本国語大辞典 20 ゆた-ん』(日本大辞典刊行会編集 小学館 1982)
p657〈わたつみ〉の項あり。
意味に「①海の神。その地方地方の海、雨、水をつかさどるといわれる。海神。わたつみのかみ。」「②(海の神がいる所の意から転じて)海。海原」との記述あり。
『国史大辞典 3 か』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1983)
p62〈かいじんしんこう〉の項に、「海洋民族の間に伝承される信仰。古代人にとって、海は天や高い山および地上や地下とともに、一つの世界(または国)であり、そこを支配する心霊の実在が信じられた。それが海神である。古代日本人は、海のことをワタまたはワタノハラといい、その支配神をワタツミとよんだ。」との記述あり。
『日本神名辞典』(神社新報社 2001)
p449〈綿津見神・わたつみのかみ〉の項に、「略してわたつみ・わたのかみともいふ。綿は海の借訓。海の神霊の意の普通名詞で、海人系氏族によって広く信仰された神。」とあり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 神衹・神道史 (172 9版)
- 参考資料
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- 『日本国語大辞典 20 ゆた-ん』(日本大辞典刊行会編集 小学館 1982)
- 『国史大辞典 3 か』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1983)
- 『日本神名辞典』(神社新報社 2001)
- キーワード
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- 神祇-辞書
- わたつみ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000088670