レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20101106
- 登録日時
- 2010/12/16 02:00
- 更新日時
- 2010/12/16 14:23
- 管理番号
- B101029172800
- 質問
-
解決
変化朝顔の種類で「黄桔梗渦蜻蛉捻葉桃筒白縮星咲」というものがあるが、この読みが知りたい。
出典:山下柚実 年中行事を五感で味わう 岩波書店 2009 p.98
- 回答
-
ご照会の事項について、以下の通り回答いたします(【 】内は当館請求記号です)。
当館所蔵資料を調べたところ、お尋ねの変化朝顔の名前の読みについて完全一致している資料は見当たりませんでしたが、名前の一部が一致している資料(1)(2)がありました。また、変化朝顔の名前の読み方について記述されている資料(3)(4)とデータベース(5)を、ご参考までに紹介します。
(1)『原色朝顔検索図鑑』(米田芳秋,竹中要共著 北隆館 1981.6【RB194-E161】)
p.PLATE9に「24 黄桔梗渦葉糸覆輪桔梗咲」とあり、“きききょううずばいとふくりんききょうざき”とフリガナがふってあります。
p.PLATE40に「100 斑入渦蜻蛉葉丸咲」とあり、“ふいりうずとんぼばまるざき”とフリガナがふってあります。
(2)『伝統の朝顔 : 日本の伝統植物・くらしの植物苑. 2』(国立歴史民俗博物館編 国立歴史民俗博物館 2000.6【RB194-G77】)
p.68に「46 捻レ葉」とあり、捻の上に“よじ”とフリガナがふってあります。
p.13に「縮咲(縮有明)」、「黄渦蜻蛉捻れ葉桃筒白縮咲」とあり、前者には“ちぢみさき(ちぢみありあけ)”とフリガナがふってありますが、後者にはフリガナはありません。
なお、標題紙裏の凡例に、「本書は国立歴史民俗博物館くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔」、およびオランダのライデン植物園における国際展示「日本の伝統朝顔」にともなう図録である。」とありましたので、ご参考までにお伝えします。
(3)『江戸の変わり咲き朝顔』(渡辺好孝著 平凡社 1996.7【RB194-G24】)
p.6に「花名の読み方」に変化朝顔の名前の解説があります。
(4)『昭和の変化咲き朝顔』(小川信太郎著 中日新聞本社 1981.5【RB194-78】)
pp.146-148に「変化朝顔の名づけ方」が記載されています。
(5)アサガオホームページ(http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/)
>変化朝顔の花銘について(http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/henka/naming.html)
以下のURLにお尋ねの変化朝顔が記載されていますが、フリガナはありません。
系統リスト(表)(http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/strainlist-brandnew/strainlist2010.html)
インターネットの最終アクセス日は2010年11月1日です。
調査済資料
・『原色朝顔 : つくり方と鑑賞』(渡辺好孝編著 農業図書 1977.4【RB194-55】)
・『伝統の朝顔 : くらしの植物苑特別企画』(国立歴史民俗博物館編 国立歴史民俗博物館 1999.8【RB194-G77】)
・『伝統の朝顔. 3』(国立歴史民俗博物館編 国立歴史民俗博物館 2000.8【RB194-G77】)
・『朝顔』(米田芳秋著 学習研究社 2006.5【RB194-H34】)
・『"朝顔図譜"をよむ』(人間文化研究機構国立歴史民俗博物館編 人間文化研究機構国立歴史民俗博物館 2008.7【Y111-J540】)
・平野 恵「江戸の朝顔--変化朝顔流行の歴史」(『歳時記学』 (2) [2010.01] pp.20-26 【Z71-X725】)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・原色朝顔圖鑑 竹中要
・世界第百科事典 平凡社
・広辞苑 岩波書店
- NDC
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- 被子植物 (479)
- 参考資料
- キーワード
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- 変化朝顔
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000075367