レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/07/12
- 登録日時
- 2014/04/12 00:30
- 更新日時
- 2014/04/21 13:12
- 管理番号
- 6001001261
- 質問
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未解決
明治32年当時天王寺891に存在していた洞岩寺というお寺を調査しています。
- 回答
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『天王寺区史』(1955年)364頁には、「夕陽丘町九、洞岩寺、曹洞宗、釈迦如来、嘉永九 残存」と記載され、『大阪府全誌 巻之2』720頁には、「洞岩寺は昌林寺の東にあり、松雲山と号し、曹洞宗鳳林寺末にして釈迦如来を本尊とす。寛永九年総檀家の寄附を以て芳喆の開創せし所なり。境内は四百五坪を有し、本堂・庫裏・玄関・薬醫門を存す。」と記載されています。
また、明治44年刊『大阪地籍地図 南区』では44頁の天王寺夕陽丘町5973-2と思われる場所に、『大阪市土地宝典 天王寺区之部』(1938年)では6頁の夕陽丘町9に、それぞれ「洞岩寺」の場所を確認することができました。
明治32年当時の天王寺891に相当するかは確認できておりませんが、大阪市内の「洞岩寺」はここだけのようなので、多分お探しの寺院ではないかと思われます。
念のため、中央図書館所蔵の『全国寺院名鑑』(1930年)も確認したところ、288頁に「曹洞宗、等級:法地、大阪市天王寺区夕陽ケ丘町、北山顯孝」と記載されていました。索引によると、曹洞宗の等級は「大本山-常恆會地-片法幢會地-隨意地-法地-平會地-等外」とあります。
その他、以下の資料も確認しましたが、当時の情報を得ることはできませんでした。
『大日本寺院総覧 上巻』(名著刊行会 1974)
※473頁に「曹洞宗。三法。大阪市南区夕陽丘町。」とあるが、当時を知る手掛かりはなし。
『寺院大鑑 2巻 東海・北陸・近畿』(久遠出版 1994)
『全国寺院大鑑 下巻』(法蔵館 1991)【185/3N】
『全国寺院名鑑 改定第3版 近畿扁』(全国寺院名鑑刊行会 1973)
[事例作成日:平成26年3月25日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 寺院.僧職 (185 8版)
- 参考資料
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- 天王寺区史 川端/直正∥編 天王寺区創立三十周年記念事業委員会 (364)
- 大阪府全志 巻之2 井上/正雄∥著 清文堂 (720)
- 大阪地籍地図 [1-2] 吉江集画堂地籍地図編輯部∥編纂 大阪府立中之島図書館 (44)
- 大阪市土地宝典 天王寺区之部 大日本帝国市町村地図刊行会 (6)
- 全国寺院名鑑 伊藤/由三郎∥編輯 全国寺院名鑑発行所 (288)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪,地名・地域,人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000152083