レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年11月6日
- 登録日時
- 2017/11/18 14:56
- 更新日時
- 2018/01/17 11:09
- 管理番号
- 県立長野-17-108
- 質問
-
未解決
「三頭の牛とライオン」の類型の話を探している。牛の数が5頭で、牛とライオンの仲介を「蚊」がする話はないか。
- 回答
-
不明。
『児童文学翻訳作品総覧 8 千一夜物語・イソップ編』の「翻訳作品別目録」に、タイトル上で牛が5頭出てくるものは、次の2点。国立国会図書館デジタルコレクションで確認できる。
・『新訳伊蘇普物語』【最終確認2017.12.1】上田万年解説 梶田半古絵
玄黄社・鐘美堂書店 明治40年 39-40コマ
「獅子一匹と牛五匹」
・『イソップ物語』【最終確認2017.12.1】巌谷小波訳 科外教育叢書刊行会編・刊
大正6年(科外教育叢書29) 80コマ
「獅子一頭と牛五頭」
当館が所蔵するイソップ寓話の図書を確認したが、牛の数が「3頭」「4頭」のものでも、「蚊が介在する」ものは、発見できなかった。
<当館所蔵資料で牛が4頭のもの>
・『イソップ物語』稲富栄次郎著 広島図書 1950 【99.3/い】 p.94-95
「ライオンと牡牛」
・『動物寓話集』関楠生訳 グラビアンスキー画 ブックマン社 1974 【90/ど】 p.202
「ライオンと四頭の牛」 この資料では、作者はヘルダーとなっている。
<当館所蔵資料で牛が3頭のもの>
・『通俗伊蘇普物語』 渡部温訳 谷川恵一解説
平凡社 2001(東洋文庫693)【991.7/イソ】 p.130-131
「獅子と野牛の話」
・『イソップ物語』楠山正雄訳 冨山房 1949 【99/い】 p.372-373
「獅子と三匹の野牛」
・『イソップものがたり』大石真文 鈴木伸一絵
ポプラ社 1979 (一年生文庫3) 【99/い/1】 p.81-83
「三とうのウシとライオン」
・『ねこのおいしゃ』 馬場正男 ポプラ社 1957(イソップ童話1)【99.3/ば】 p.112-116
「ししにだまされた牛たち―三びきのお牛としし―」
・『イソップ寓話集』中務哲郎訳
岩波書店 2002(ワイド版岩波文庫211) 【991.7/イソ】 p.275-276
「三頭の牛とライオン」
・『イソップ寓話集1』渡辺和雄訳 小学館 1982 【99/い/1】 p.104
「<三頭の>ウシとライオン」
- 回答プロセス
-
1. 『児童文学翻訳作品総覧 8 千一夜物語・イソップ編』の「翻訳作品別目録」でタイトルを見ていく。タイトルで牛を「5頭」としている資料が2点あったが、いずれも所蔵していないため、国立国会図書館デジタルコレクションで、内容確認する。「蚊が介在する」ものではなかった。
2. 当館所蔵の資料の内容を確認していく。牛の数は、3頭ものもと4頭のものがあったが、どちらのパターンもライオンが直接牛に話しかけていて、「蚊」は出てこない。
- 事前調査事項
- NDC
-
- ギリシア文学 (991 8版)
- 参考資料
- キーワード
-
- イソップ寓話集
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000225164