レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年09月15日
- 登録日時
- 2007/10/10 10:20
- 更新日時
- 2007/10/26 14:51
- 管理番号
- 福若-2007-0915
- 質問
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未解決
「アリとキリギリス」の話の結末がキリギリスが見に行くとアリが死んでいたとなっている、新イソップ童話というのがあるらしいが、それを読みたい。英語版があればそれも見たい。
- 回答
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1.資料としては下記に掲載されている。
①『昔話にはウラがある』(ひろさちや/著,新潮社)「アリとキリギリス」p66→最近の若者たちが創作したパロディ版と記されている。
②『ビートたけしのウソップ物語』(ビートたけし/作,瑞雲舎)p8
このほか、ネット上でも同様の話が多数あるが、作者など出典は不明なものが多い。
2.英語版については見つからなかった。
- 回答プロセス
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1.「新イソップ」、「アリとキリギリス」などのキーワードで自館所蔵検索するが、該当しそうなものはなし。また、イソップ寓話に関する資料を見るが、このような話は出てこなかった。
2.「アリとキリギリス」+「新イソップ」などのキーワードでインターネット検索し、下記内容を発見。
「しかし、最近では『新イソップ物語』というのがあるのです。食べ物を懇願にキリギリスはアリの家へ行きます。ドアをノックするが、返事がありません。裏戸から中に入ってみると、アリは夏の働き過ぎで死んでいたのです。そこでキリギリスはアリが残してくれた食べ物を食べて冬を過ごすことが出来たという話です。」
出典:法蔵禅寺HP 1999年10月の法話(http://www11.ocn.ne.jp/~hozo-ji/houwa/houwa9900.html) 2007/8/24確認
3.インターネットで「アリとキリギリス」,「過労」などで検索し、そのなかの記事で回答資料①の内容がわかった。自館所蔵検索で福井県立図書館に所蔵していた。
同じくネットの情報で「ウソップ物語」というのがあることが判明。所蔵検索すると、ビートたけし作のものが福井県立図書館で所蔵あり。
4.総合目録ネットワークシステムで検索すると『ウソップ物語』1,2(堀関夫/著 文化書房博文社)があることが判明。取寄せは不要とのことだったので、内容は確認していない。
- 事前調査事項
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質問者がお寺でもらった『道しるべ:こころ』(仏教伝導協会 1992.1)に、新イソップ物語に載っている「ありときりぎりす」では最後にありが死んでいたという結末になっていると書いてあった。出典は明記なし。
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 8版)
- ギリシア文学 (991 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- イソップ寓話
- 昔話
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 英語版をご存知でしたらご教示ください。
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000038032