レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年10月6日
- 登録日時
- 2016/12/22 12:12
- 更新日時
- 2018/08/16 14:26
- 管理番号
- 相大-H28-053
- 質問
-
未解決
「わがこころ麗らかなれば不尽(ふじ)の山けふ朗らかに見ゆるものかも」という北原白秋の歌が掲載された資料と歌の意味を知りたい。
- 回答
-
訳は用意できなかったが、歌のみの掲載でもよいとのとの事で下記資料を提供した。
『白秋全集 7』
『白秋全歌集 1』
『日本の詩歌 9 北原白秋』
『十代に贈りたい心の名短歌100』
- 回答プロセス
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歌の概要をつかむため、インターネットにて“わがこころうららかなればふじのやまけふほがらかにみゆるものかも”で検索する。
雲母集(きららしゅう)の不尽抄に載っていると思われる。http://www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/56858_54423.html(2017.2.10最終確認)
自館OPACにて“キララシュウ”“キタハラハクシュウ”で検索。以下の資料がヒットする。
『白秋全集 7』 北原白秋/著 岩波書店 1985 【s19921642 918.68】
p19に歌のみ記載されている。
『白秋全歌集 1』 北原白秋/著 岩波書店 1990 【s19920164 911.168】
p181に歌のみ記載されている。
『日本の詩歌 9 北原白秋』 北原白秋/著 中央公論社 1978 【s05647771 911.08】
該当の歌はないが、p310に同じ不尽抄の
「不尽の山れいろうとしてひさかたの天の一方におはしけるかも」
の解説が少しあり。この頃の白秋の考えが書いてある。参考に提供する。
Googleブックス検索にて、歌の最初の言葉でキーワード検索すると、下記の資料がヒットした。
『十代に贈りたい心の名短歌100』 田中章義/著 PHP 2014 【s32285009 YA911】
p38 「不尽の山麗らかなればわがこころ朗らかになりて眺め惚れて居る」解説もあり。質問の歌と少し異なるが、出典は不明。
以下は調査済み資料。
『日本の文学 17 北原白秋・高村光太郎・萩原朔太郎』 北原白秋/他著 中央公論社 1965 【s21584016 918.6】
雲母集の項目はあるが該当の歌は載っていない。
『北原白秋歌集』 北原白秋/著 岩波書店 1999 【s16307357 B911.5】
雲母集の項目はあるが該当の歌は載っていない。
『日本現代文学全集 38 北原白秋・三木露風・日夏耿之介』 北原白秋/他著 講談社 1963 【s21844220 918】
雲母集(抄)の項目はあるが該当の歌は載っていない。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 作品集 (918 9版)
- 参考資料
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- 『白秋全集 7』 北原白秋/著 岩波書店 1985
- 『白秋全歌集 1』 北原白秋/著 岩波書店 1990
- 『日本の詩歌 9 北原白秋』 北原白秋/著 中央公論社 1978
- 『十代に贈りたい心の名短歌100』 田中章義/著 PHP 2014
- キーワード
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- 北原白秋
- 雲母集
- 不尽抄
- 「わがこころうららかなればふじのやまけふほがらかにみゆるものかも」
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000204301