レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/03/27
- 登録日時
- 2018/04/06 00:30
- 更新日時
- 2018/04/24 10:22
- 管理番号
- 6000039422
- 質問
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未解決
映画『尼僧物語』でオードリー・ヘップバーンが着ていたような、修道女の帽子の構造がわかる資料がほしい。
- 回答
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▽図書資料でウィンプルの巻き方、構造などがわかる資料は見つからなかった。
▽下記のベルギーのwebサイト(フランス語)を機械翻訳かけるなどしてご覧いただいた。
http://chiffons.skynetblogs.be/archives/category/voile/index-1.html (2018年3月27日確認)
- 回答プロセス
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▽593(衣服・裁縫)の書架で衣服の事典を「ベール」、「修道服」などで確認するが、対象の「修道女がかぶっているもの」の名前は不明。
▽593(衣服・裁縫)の書架をブラウジングし、コスプレ衣装の製作に関する本をあたるが見つからず。
▽19-(キリスト教)の書架で修道服に関する資料を探すが以下にはなし。
『世界修道院文化図鑑』フアン・マリーア・ラボーア/編著 東洋書林 2007(195.8)
『修道院へようこそ』ジモーネ・コーゾック/著 創元社 2010(198.2)
▽230(ヨーロッパ史)で修道院に関する記載を探すが以下にはなし。
『図解中世の生活』池上 正太/著 新紀元社 2016(230.4)
→「教会と修道院の衣服」の項目があるが、記載は修道士(男性)の服についてのみ。
▽383(衣食住)の書架で修道服に関する記載を探すが以下には見当たらず。
『ヨーロッパ中世服飾史』ポール・ラクロワ/原著 臨川書店 1990(383)
『世界服飾史 カラー版 増補新装』深井 晃子/監修 美術出版社 2010(383.1)
『世界服飾史のすべてがわかる本』能澤 慧子/監修 ナツメ社 2012(383.1)
『西洋コスチューム大全』 ジョン・ピーコック/著 グラフィック社 1994(383.1)
●『西洋服飾史 増訂版』丹野 郁/編 東京堂出版 1999(383.1)
→第160図「コットを着る女性 コロンブ聖女の像(復製)」で、像が修道女の頭部の覆いのようなものを身につけており、「マントルを頭から被り、ウィンプルという麻布のヴェールで頚の辺りをおおっています」とある。(P.88)
●『ビジュアルでわかる世界ファッションの歴史[1] 』ヘレン・レイノルズ/文 ほるぷ出版 2014(383)
→「修道女のかぶりもの」の項目あり。「頭にはコイフという白い布が巻かれ、首のまわりもおおわれる。このようなかぶりものをウィンプルという」(P.13)とあり、P.29に「ウィンプル」「コイフ」の用語解説あり。「ウィンプル」は「顔のりんかくにあうように折って頭から首までをおおう」とある。
▽「修道女 衣装」でGoogleBooks検索
作画用の資料などがヒットする。
●『マンガキャラの服装資料集 <女子民族衣装編>』アミューズメントメディア総合学院/監修 廣済堂出版 2013(726.1)
→「修道服」の項目あり。頭にかぶっているのは「ウィンプル」とある。「通常はただの四角い布で、筒状にして頭に被り、ピンでとめて着用する」とある。(P.59)
▽日本語では情報が見つからないので、英語で検索する。
▽「sister wimple pattern」、「nun's habit howto」などでインターネット検索する。
▽下記のベルギーのwebサイト(フランス語)を機械翻訳かけるなどしてご覧いただいた。
http://chiffons.skynetblogs.be/archives/category/voile/index-1.html (2018年3月27日確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383)
- 参考資料
- キーワード
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- 衣服(イフク)
- 修道女(シュウドウジョ)
- 修道服(シュウドウフク)
- 修道院(シュウドウイン)
- ベール(ベール)
- ウィンプル(ウィンプル)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000234399