レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年05月27日
- 登録日時
- 2014/09/12 15:57
- 更新日時
- 2019/03/31 11:47
- 管理番号
- 吹-70-2014-009
- 質問
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未解決
吹田市(すいたし)の千里山(せんりやま)住宅ができた当時の千里山住宅の住宅地図はないか。一戸ずつの苗字が読み取れるくらいの詳しいものが見たい。住宅ができてすぐのものがなければ昭和初年代のものでもよい。
- 回答
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苗字の書き込まれた地図は見つけられませんでした。最も詳しい地図が大きく掲載されているのは『千里山今昔展』(千里山まちづくり協議会千里山今昔展プロジェクト/編集 [千里山まちづくり協議会 千里山今昔展プロジェクト] 2014.3)の図版ⅱ「千里山住宅地平面図」です。
後日調査により、前述の図版「千里山住宅地平面図」の複製(30cm×42cm)が2015年3月に当館に寄贈され、閲覧可能であることがわかりました。
また、『田園都市千里山』(吹田市立博物館/編集 吹田市立博物館 2016.3)に「大阪住宅経営株式会社千里村住宅地平面図(大正10~11年頃)」「千里山住宅地平面図(大正13年頃)」等の図版が掲載されており、時系列に追ってみると各戸に徐々に字が書きこまれ、分譲が進んでいく様子を見てとることができます。
- 回答プロセス
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当館所蔵の各種郷土資料には該当する地図は見つけられず。『「大大阪」の街角郊外住宅のくらし』所収の地図を所有・提供された方におたずねしたところ、各戸に書き込まれた字は苗字ではなく、数字の番号。 大阪歴史博物館に問い合わせるが、他に質問に該当する地図の所蔵はないとのこと。また、『「大大阪」の街角郊外住宅のくらし』所収の地図をフィルムとして所蔵はしているが、一般公開はしていないとのこと。2014年5月に当館で新しく受入れした郷土資料『千里山今昔展』(千里山まちづくり協議会千里山今昔展プロジェクト/編集 [千里山まちづくり協議会 千里山今昔展プロジェクト] 2014.3)に『「大大阪」の街角郊外住宅のくらし』所収の地図がA4ほどの大きさで掲載されており、苗字は分からないものの、各戸に書き込まれているのが数字であることがなんとか見てとれ、地図の周りに配置された文面ははっきり読めるものであったため、提供できるなかでは一番詳しい地図として提供した。
- 事前調査事項
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千里山住宅は大正11年に分譲開始された。吹田市立図書館所蔵の吹田市住宅地図は一番古くて昭和34年のものであり、昭和初年代までのいわゆる住宅地図の所蔵はない。『「大大阪」の街角郊外住宅のくらし』(大阪歴史博物館/編集 大阪歴史博物館 2003.3)p15に「千里山住宅地図」が掲載されているが、」7.5cm×10cmと小さな図版であり、各戸に書かれた文字は読めない。
- NDC
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- 日本 (291 8版)
- 近畿地方 (216 8版)
- 参考資料
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大阪歴史博物館 編集 , 大阪歴史博物館. 「大大阪」の街角郊外住宅のくらし. 大阪歴史博物館, 2003. (展示の見所 ; 6)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I019923117-00 - 千里山まちづくり協議会千里山今昔展プロジェクト /編集. 千里山今昔展. 〔千里山まちづくり協議会千里山今昔展プロジェクト〕, 2014.3.
- 千里山住宅地平面図. 大阪住宅経営, 〔19--〕.
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吹田市立博物館 編. "田園都市"千里山 : 大正時代の理想郷 : 平成28年度 (2016年度) 春季特別展. 吹田市立博物館, 2016.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027435552-00
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大阪歴史博物館 編集 , 大阪歴史博物館. 「大大阪」の街角郊外住宅のくらし. 大阪歴史博物館, 2003. (展示の見所 ; 6)
- キーワード
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- 千里山住宅(せんりやまじゅうたく)
- 住宅地図
- 吹田市(すいたし)
- 大阪府(おおさかふ)
- 照会先
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- 大阪歴史博物館
- 寄与者
- 備考
- 『千里山大正ロマン』(博物館展示会 [関西大学博物館実習生千里山班] [2007])にも該当するような地図の掲載なし。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000159692