レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年10月17日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/04/19 12:34
- 管理番号
- A0008
- 質問
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解決
中学生の総合的な学習の時間で、司書として行った国際ボランティアの経験を、生徒に話してほしい。
(中学2年総合 国際理解(ボランティアについて)の授業。)
- 回答
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司書の国際ボランティア経験の話のなかで紹介した本や、館内展示している本は次の通り。
『ノーベル賞100年のあゆみ・5 ノーベル平和賞』(戒崎俊一監修 ポプラ社 2004)
ノーベル賞について書かれた全7巻シリーズのなかの5巻目。平和賞はアメリカのオバマ大統領が受賞したことで話題ともなったが、これまでどのような人が平和賞を受賞したのか、その歴史が受賞理由とともにまとめられている。賞全体を把握するうえでは小学校高学年から理解できる。今回は話しのなかでこの本の表紙を映像で紹介し、3名の人の名前を生徒に答えてもらいながら、アウンサンスーチーの話へと展開させていった。
『希望の声-アラン・クレメンツとの対話-』(アウンサンスーチー著 岩波書店 2008)
より深くアウンサンスーチーを理解するうえでの良書。対話という形式をとっていることから、スーチー氏の言葉選び、人柄まで伝わってくる。すでに『自由』という著作があるが、それ以上に彼女がビルマ(ミャンマー)という国の情勢をどのように考え、どうあるべきととらえているのかがわかりやすく伝わってくる。ビルマ問題だけでなく、軍事政権にもひるまないで信念を貫く姿勢に一人の人間の生き方としても目をみはるものがある。
『図書館への道-ビルマ難民キャンプでの1095日-』(渡辺有理子 鈴木出版 2006)
司書自身が本校で勤務する以前に3年間教育NGOスタッフとして携わった、タイ国境にあるビルマ(ミャンマー)難民キャンプでの図書館援助についてまとめた内容。ビルマ問題については難しい資料が多いため、中高生からでも理解できるようにとまとめた。難民という状況にある人々がどのような生活をおくっているのか、そこに食料でも医療でもない援助、図書館ができたとき難民の人々にどのような反響がおきたのかをつづる。今回の授業では、終了後に社会科教諭から生徒に紹介された。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会福祉 (369)
- 図書館サービス.図書館活動 (015)
- 教育課程.学習指導.教科別教育 (375)
- 参考資料
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戒崎俊一監修. ノーベル賞100年のあゆみ・5 ノーベル平和賞. ポプラ社. 2004年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004087980-00 , ISBN 459199483X -
アウンサンスーチー著. 希望の声-アラン・クレメンツとの対話-. 岩波書店 2008年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009630185-00 , ISBN 9784000225694 -
渡辺有理子著.図書館への道-ビルマ難民キャンプでの1095日-. 鈴木出版 2006
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008072053-00 , ISBN 4790291030
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戒崎俊一監修. ノーベル賞100年のあゆみ・5 ノーベル平和賞. ポプラ社. 2004年
- キーワード
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- 国際理解
- 難民
- 図書館
- 総合教育
- ボランティア
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」
A0008 中学校2年総合事例
上記リンク先には、ブックリスト 掲載。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000151265