レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年02月09日
- 登録日時
- 2022/07/17 13:02
- 更新日時
- 2022/11/25 13:40
- 管理番号
- 埼久-2022-032
- 質問
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解決
太平洋戦争直前の交渉文書であるハルノートに回答するため、外務省から駐米大使へ打った電報(往電901号)の送信日時と内容を知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供した。
『日米交渉資料 昭和16年2月~12月(明治百年史叢書 第266巻)』(外務省編 原書房 1978)
p534「十二月六日東郷大臣発野村大使宛電報 第九〇一号」の全文あり。
『現代史資料 36 太平洋戦争』(みすず書房 1969)
p396「(前略)陸軍情報部極東課長プラトン大佐は、十二月六日午後(ワシントン時間)ワシントンで解読したこの電報を、その日の午後三時ごろ国務長官に配布したと証言した。その電報(第901号)は次のとおりであった。」とあり。電報の内容について記述あり。
『大本営陸軍部大東亜戦争開戦経緯 5』(防衛庁防衛研修所戦史室著 朝雲新聞社 1974)
p546「ワシントン時間で次のような日時に訓電は日本大使館に到着していたはずであるというのであった。」とあり、第901号は「12月6日10時ごろ」と記述あり。
『日本外交文書 日米交渉-1941年 下巻』(外務省編纂 外務省 1990)
p237往電901号の全文あり。
- 回答プロセス
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1《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈ハルノート〉で検索する。
「テレビ番組で「ハル・ノート」が紹介されているのを観たのですが、その内容を記した史料はありますか。」(外務省外交史料館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000075490)
回答に「「ハル・ノート」に関する史料は、外務省記録「日、米外交関係雑纂 太平洋ノ平和並東亜問題ニ関スル日米交渉関係(近衛首相「メッセージ」ヲ含ム)」に収められています。なお、同史料は、外務省編『日本外交文書』「日米交渉 一九四一年」(下巻)にも掲載されており、また、アジア歴史資料センターのホームページ(http://www.jacar.go.jp/)でもご覧いただくことができます。」とあり。
「太平洋戦争の時に、国務長官だったハルが書いた「ハルノート」の全文がわかりやすく丁寧に書かれた本が知りたい。」(兵庫県立図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000276211)
2 1の回答資料を自館目録で確認する。
3 1の情報から、《国立公文書館アジア歴史資料センター》(http://www.jacar.go.jp/)のデータベースを〈第901号〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2021年2月19日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 外交.国際問題 (319 9版)
- 戦争.戦略.戦術 (391 9版)
- 参考資料
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- 『日米交渉資料 昭和16年2月~12月(明治百年史叢書 第266巻)』(外務省編 原書房 1978)
- 『現代史資料 36 太平洋戦争』(みすず書房 1969)
- 『大本営陸軍部大東亜戦争開戦経緯 5』(防衛庁防衛研修所戦史室著 朝雲新聞社 1974)
- 『日本外交文書 日米交渉-1941年 下巻』(外務省編纂 外務省 1990)
- キーワード
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- 太平洋戦争 (1941-1945) - 外交
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 政治
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000318914