レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20181011
- 登録日時
- 2019/03/26 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 11:06
- 管理番号
- 児童-2018-04
- 質問
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解決
『ごんぎつね』の最後の場面について、鉄砲で撃たれたごんが、最後に微笑んだという本を見た記憶がある。その本を探してほしい。
※質問者が勤務している小学校には、該当のものはなかった、とのこと。
- 回答
-
都立図書館蔵書検索で、「用途区分」を「児童資料」に限定し、<ごんぎつね>をキーワードに検索したところ、103件ヒットした。これらについて、最後の場面を確認したが、「微笑んだ」という意味の文章は見つからなかった。ただし、以下のような記述の図書が4冊あったため、紹介する。資料1は著者である新美南吉の作品、資料2から4は学校劇のシナリオである。なお、「 」内の文章は本文からの引用である。
資料1 p.23
「「ごん、おまえだったのか……、いつもくりをくれたのは――。」
ごんぎつねは、ぐったりなったまま、うれしくなりました。」
資料2 p.134
「ごんぎつね、ぐったりたおれる。
兵十 ごんぎつね、しっかりしろ。おまえが死んだら、おれはほんとのひとりぼっちになるんだ。
ごんぎつね 兵十さん、ぼく、こんど生まれかわったら、ほんとのいいきつねになりますから。」
資料3 p.105
「ごんぎつね、ぐったりたおれる。
兵十 ごんぎつね、しっかりしろ。おまえが死んだら、おれはほんとのひとりぽっちになるんだ。
ごんぎつね 兵十さん、ぼく、こんど生まれかわったら、ほんとのいいきつねになりますから。」
資料4 p.19
「兵十 ごん! お前だったのか! いつも栗やまつたけをくれたのは!(兵十、夢中でごんの体を抱きおこす)ごん!! お前だったのか!!
「ごん」はゆっくり兵十の顔を見上げ、二回ほどうなずき、がっくりと首をおとす。」
資料1から4について、23区内で所蔵している図書館を調べるため、「東京都立図書館統合検索」(http://ufinity01.jp.fujitsu.com/metro/?page_id=8027 最終検索日:2019年2月13日)でそれぞれのタイトル及び出版者を検索し、所蔵している図書館を紹介した。現物を確認する場合には、最寄りの図書館へ相談することを勧めた。
資料1 中野区立中央図書館
資料2 中央区書庫
資料3 足立区立中央図書館、板橋区立中央図書館(※1982年版)、大田区立大田図書館(※1982年版)、品川区立品川図書館、杉並区立中央図書館、中野区立中央図書館、文京区立小石川図書館、港区立三田図書館
資料4 足立区立中央図書館、大田区立大田図書館、葛飾区立水元保図書館、渋谷区立中央図書館、新宿区立こども図書館、杉並区立中央図書館、世田谷区保存庫、豊島区立目白図書館、中野区立中央図書館、文京区立水道端図書館、港区立赤坂図書館
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】新美南吉童話集 全1冊版 / 新美南吉/著 / 実業之日本社 , 1974<918/ニ4/1>
- 【資料2】四年生の学校劇 / 日本学校劇協会/編 / 小学館 , 1959<912/58/59>
- 【資料3】子ども名作劇場 中級 / 日本演劇教育連盟/編 / 国土社 , 1974<912/20/2>
- 【資料4】新選楽しい中学校劇 第4 / 椎崎篤/編 / 小峰書店 , 1984<912/25/4>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000253703