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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195996
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
B160623113207
事例作成日
(Creation date)
2016/7/5登録日時
(Registration date)
2016年08月18日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年05月09日 13時59分
質問
(Question)
鳥類の卵が孵化しなくなる、または孵化率が低下する温度について記載されている資料があれば紹介してください。
特に大型の鳥類の卵に関する資料があると良いですが、鳥類の種類は問いません。
回答
(Answer)
当館所蔵資料及びデータベースを調査したところ、鶏について孵化しなくなる、または孵化率が低下する温度について記載されている資料(1)~(4)が見つかりましたのでご紹介します。
(【 】内は当館請求記号です。)

(1)
野田 賢治. 他. 鶏受精卵の効率的保存技術-1-保存温度コントロールによるふ化率の改善. 愛知県農業総合試験場研究報告. (通号 20) 1988.10. pp.427-430【Z18-789】

0、5、10、15、20℃の各温度で、1~4週間保存し、一定保存温度が孵化率に及ぼす影響を調査した結果として、0℃では、1週間保存で10%以下の孵化率となった旨が記載されています。

(2)
野田 賢治. 種卵の温度コントロールによる孵化率改善技術. 鶏の研究. 64(7)(通号 746) 1989.7. pp.76-79【Z18-358】

0、5、10、15、20℃の各温度で、1~3週間保存し、保存温度が孵化率に及ぼす影響を調査した結果として、「〇度Cでは、保存一週間で一〇%以下の孵化率となり、二週間以降には一羽の雛も孵化しなかった。五度Cでは、一週間保存で八〇%以上の孵化率を示していたが、二週間以降になると五〇%以下の孵化率となった。一〇度Cでは、保存期間の経過に伴って、孵化率の低下はみられたが、他の保存温度に比べて低下は少なく、二週間保存でも八〇%以上の孵化率を示した。一五度Cでは、一〇度Cに次いで高い孵化率を示したが、三週間以降には、五〇%以下の孵化率となった。二〇度Cでは、五度Cとほぼ同じ孵化率の推移を示していた。」(pp.77-78)とあります。

(3)
畜産大事典編集委員会 著. 新編畜産大事典. 養賢堂, 1996.2【RB2-G9】

p.1112に、「胚の温度変化に対する感受性は、孵卵4日目が最高である。一般に孵化前期では、比較的低温に、後期では高温に対して抵抗性が低い、適温以上の高温になると孵化時間がいくぶん短縮され、孵化が不揃いとなり、ヒナは小さい。さらに40℃以上になると全部の胚が死亡する。」とあります。

(4)
畜産大事典編集委員会 著. 畜産大事典. 1989年訂正. 養賢堂, 1989.5【RB2-E57】

資料(3)の旧版です。
p.1255に、「一般に孵卵の温度が高いと胚の発育は促進されて孵化までの日数は短かくなり、低いと発育は遅延して孵化までの日数は長くなる。しかし39.5℃を越える高温では胚の発育はかえって遅くなる。40.5℃を越えた高温下で孵卵を行うと胚は死亡する。また26℃から35℃までの範囲内の一定温度で孵卵を行う場合にも胚は死亡する。」とあります。


[その他の調査済み資料及びデータベース]
・Laurie J.Gage, Rebecca S.Duerr [著] ; 山崎亨 監訳 ; 笹野聡美, 田上真紀 編. 鳥類の人工孵化と育雛. 文永堂出版, 2009.1【RB671-J1】
・加藤和雄, 古瀬充宏, 盧尚建 編著. 新編家畜生理学. 養賢堂, 2015.4【RB521-L3】
・江口和洋 編. 鳥の行動生態学 = Behavioural Ecology of Birds. 京都大学学術出版会, 2016.3【RA567-L208】
・David M.Bird, Keith L.Bildstein [編] ; 山崎亨 監訳. 猛禽類学. 文永堂出版, 2010.4【RA567-J125】
・フランク・B.ギル 著 ; 山岸哲 日本語版監修 ; 山階鳥類研究所 訳. 鳥類学. 新樹社, 2009.11【RA567-J113】
・山階鳥類研究所 著. おもしろくてためになる鳥の雑学事典. 日本実業出版社, 2004.2【RA567-H48】
・William O. Reece 編 ; 鈴木勝士 監修. 明解哺乳類と鳥類の生理学. 学窓社, 2011.3【RB521-L1】
・ シリーズ〈家畜の科学〉.4.ニワトリの科学. 朝倉書店, 2014.7【RB511-L4】
・edited by Colin G. Scanes. Sturkie's avian physiology. Sixth edition. Academic Press/Elsevier, [2015]【RA421-B78】
・小宮山鐵朗, 鈴木愼二郎, 菱沼毅, 森地敏樹 編. 畜産総合事典. 普及版. 朝倉書店, 2009.7【RB2-J45】
・扇元敬司, 韮澤圭二郎, 桑原正貴, 寺田文典, 中井裕, 杉浦勝明 編. 最新畜産ハンドブック = HANDBOOK OF STOCK RAISING. 講談社, 2014.7【RB2-L31】
・動物遺伝育種学事典編集委員会 編. 動物遺伝育種学事典. 普及版. 朝倉書店, 2009.7【RB2-J44】
・石橋晃, 板橋久雄, 祐森誠司, 松井徹, 森田哲夫 編著. 動物飼養学. 養賢堂, 2011.3【RB531-J13】
・畜産大事典編集委員会 著. 畜産大事典. [新版] 養賢堂, 1978.4【RB2-76】
※資料(4)の前版です。p.1255に、孵卵温度について資料(4)と同じ内容が記載されています。

・Reijrink Inge. 保管温度は孵化率と雛の品質を維持する重要な手段となる. 鶏の研究. 84(11) 2009.11. pp.44-45【Z18-358】
・唐澤 豊. 解説 ダチョウの飼育管理. 鶏病研究会報 / 鶏病研究会 [編]. 38(2) 2002.Sum. pp.61-66【Z18-1541】
・毛利重徳. 原雄一. 水流正裕. 松森英雄. 汎用ふ卵機を利用したダチョウ卵の人工ふ化技術(マニュアル). 長野県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Nagano Animal Industry Experiment Station. (27) 2000.3. pp.21-25【Z43-1481】
・毛利重徳. 水流正裕. 松森英雄. 奥原浩子. 鶏用小型ふ卵器を用いたダチョウ卵の人工ふ化. 長野県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Nagano Animal Industry Experiment Station. (26) 1999.3. pp.1-5【Z43-1481】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育. 畜産コンサルタント. 32(10) 1996.10. pp.57-61【Z18-709】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(1)基礎と実際. 畜産の研究. 51(6) 1997.6. pp.673-677【Z18-530】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(2)基礎と実際. 畜産の研究. 51(7) 1997.7. pp.777-784【Z18-530】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(3)基礎と実際. 畜産の研究. 51(8) 1997.8. pp.886-892【Z18-530】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(4)基礎と実際. 畜産の研究. 51(9) 1997.9. pp.989-994【Z18-530】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(5)基礎と実際. 畜産の研究. 51(10) 1997.10. pp.1109-1117【Z18-530】
・唐沢 豊. 産業としてのダチョウ飼育(6)基礎と実際. 畜産の研究. 51(11) 1997.11. pp.1191-1197【Z18-530】
・毛利重徳. 原雄一. 水流正裕. 山口和彦. 赤羽紳一. ダチョウの人工ふ化および育成. 北信越畜産学会報 = Hokushinetsu journal of animal science. (84) 2002.3. pp.29-34【Z18-1456】
・藤原 昇. ダチョウ卵の基本的な孵卵技術. 鶏の研究. 72(8) 1997.8. pp.89-92【Z18-358】
・野田 賢治. 他. 受精卵の効率的保存技術-2-パッキング法によるふ化率改善効果. 愛知県農業総合試験場研究報告. (通号 22) 1990.10. pp.389-392【Z18-789】
・野田 賢治. 他. 受精卵の効率的保存技術-3-保存温度コントロール法とパッキング処理法を組み合わせた保存方法. 愛知県農業総合試験場研究報告. (通号 24) 1992.10. pp.271-275【Z18-789】
・野田 賢治. 宮川 博充. 木野 勝敏. 他. 受精卵の効率的保存技術(第4報)保存湿度がふ化率に及ぼす影響. 愛知県農業総合試験場研究報告. (通号 29) 1997.10. pp.323-327【Z18-789】
・岸井誠男. 種卵の加温処理の違いがふ化率ならびにマイコプラズマ浄化に及ぼす影響. 養鶏の友. (通号 336) 1990.2. pp.50-54【Z18-105】
・野田 賢治. 家きんの効率的育種方法の確率と鶏受精卵の長期保存技術の開発--第65回農業技術功労者表彰受賞記. 農業技術. 65(2) 2010.2. pp.45-49【Z18-394】
・Molenaar R. Meijerhof R. van den Anker I. Heetkamp MJ. van den Borne JJ. Kemp B. van den Brand H. Effect of eggshell temperature and oxygen concentration on survival rate and nutrient utilization in chicken embryos. Poultry science. 89(9) 2010.9. pp.2010-2021【Z53-V221】
・Molenaar R. van den Anker I. Meijerhof R. Kemp B. van den Brand H. Effect of eggshell temperature and oxygen concentration during incubation on the developmental and physiological status of broiler hatchlings in the perinatal period. Poultry science. 90(6) 2011.6. pp.1257-1266【Z53-V221】
・Ipek A. Sahan U. Baycan SC. Sozcu A. The effects of different eggshell temperatures on embryonic development, hatchability, chick quality, and first-week broiler performance. Poultry science. 93(2) 2014.2. pp.464-472【Z53-V221】
・Nahm KH. Effects of storage length and weight loss during incubation on the hatchability of ostrich eggs (Struthio camuelus). Poultry Science. 80(12) 2001.12. pp.1667-1670【Z53-V221】
・Hassan SM. Siam AA. Mady ME. Cartwright AL. Incubation temperature for ostrich (Struthio camelus) eggs. Poultry Science. 83(3) 2004.3. pp.495-499【Z53-V221】
・Christensen VL. Davis GS. Lucore LA. Eggshell conductance and other functional qualities of ostrich eggs. Poultry Science. 75(11) 1996.11. pp.1404-10【Z53-V221】

・畜産大事典編集委員会 編. 畜産大事典. 養賢堂, 1964【640.36-Ti244t】
*国立国会図書館デジタルコレクション( http://dl.ndl.go.jp/ )国立国会図書館内限定公開資料
※p.419(240コマ目)に、「孵卵温度が98℉以下または102.5℉以上になると孵化率は急に低下し、96℉や103.5℉では胚はほとんど死亡する。」とあります。

・NDL-OPAC ( https://ndlopac.ndl.go.jp/
・国立国会図書館サーチ ( http://iss.ndl.go.jp/
・JDreamIII [当館契約データベース]
・CiNii Articles ( http://ci.nii.ac.jp/
・CiNii Books ( http://ci.nii.ac.jp/books/
・J-GLOBAL ( http://jglobal.jst.go.jp/
・J-STAGE ( http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
・AgriKnowledge ( http://agriknowledge.affrc.go.jp/
・AGRIS ( http://agris.fao.org/

インターネット・データベースの最終アクセス日は2016年7月1日です。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
鳥類  (488 9版)
家禽  (646 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
孵化
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000195996解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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