レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 神奈川県立図書館 (2110018) | 管理番号 (Control number) | 企-190003 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2018年11月08日 | 登録日時 (Registration date) | 2019年11月07日 16時04分 | 更新日時 (Last update) | 2019年12月20日 17時49分 | |||||
質問 (Question) | 料理の見た目で味の感じ方が変わるのは本当か。盛りつけ方で味に影響はあるのか、盛り付けと味のどちらが大事なのかを調べたい。 | |||||||||
回答 (Answer) | 下記の資料を紹介した。 『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった美味の真実』チャールズ・スペンス著 角川書店 2018 目次が「味」「香り」「見た目」「音」「手触り・口当たり」「雰囲気」「記憶」など細かく分かれている。 第三章「見た目」には、「私たちの味覚は視覚に大きく影響される。」などの記載があった。(p.79) 『ふわとろ SIZZLE WORD「おいしい」言葉の使い方』B・M・FTことばラボ編 B・M・FT出版部 2016 「全感覚をそそるビジュアル(大手仁志)」(p.184~195)「食」の撮影を専門とするフォトグラファーが、五感に訴える写真、言葉の表現について寄稿している。 『味覚の学校』プラート味覚教育センター、中野美季共著 木楽舎 2012 第4章「感覚のABC 1.視覚」(p.41~50)に、イタリアの味覚教育センターで行われた五感の初歩訓練として、子ども達と視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚の実験を行う様子が記されている。 『味わいの認知科学 舌の先から脳の向こうまで』日下部裕子・和田有史 編 勁草書房 2011 第6章「視覚による食の認知」(p.117~135)に、「1.眼から始まる食行動」「2.食品の盛りつけ方の違いによる食判断の変化」「3.視覚情報の味嗅覚経験への影響」「4.他者の表情による影響」等、詳細に記載されている。 『科学でわかる料理のツボ』左巻健男・稲山ますみ著 学習研究社 2008 「味・おいしさ◆知ると知らないでは大違い!」の項目に、「「おいしさ」を構成する要因は大きく三つに分けられます。」等、おいしさの概念について記述があった。(p.150~151)また、年齢と味覚についても触れている。(p.160~161) 『美味学 21世紀の調理学3』増成隆士・川端晶子編著 建帛社 1997 「10.味覚表現学 2.味覚の要素と表現 2.1.視覚の表現」の項に、「盛り付けは(中略)食の娯楽的な側面が極端にあらわれる。しかし、それに「おいしそう」と感じるか否かは別である」と記載があった。(p273) 『“美味しさ”と味覚の科学』小俣靖著 日本興業新聞社 1986 「食物の味と視覚」(p.27~)「「食物」の美味しさと五感」(p.34~)に、視覚と味覚の関係について記載があった。 『味のすべて』読売新聞婦人部編 池田書店 1958 「味の魅力 デリケートな諸要素」(p.13~16)「料理の四加減 火、味、盛りの三要素」(p.20~23)の項に、器や盛り付けも要素の一つといった内容の記述があった。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 高校生 | ||||||
登録番号 (Registration number) | 1000264845 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |