レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 宮城県白石高等学校図書館 (5100010) | 管理番号 (Control number) | 宮城県白石高-2015-13 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2015年07月02日 | 登録日時 (Registration date) | 2015年10月06日 11時26分 | 更新日時 (Last update) | 2015年11月06日 11時50分 | |||
質問 (Question) | 日本で制服が用いられるようになったのはいつか。特に,学校で制服が 取り入れられたのはいつなのか知りたい。 | |||||||
回答 (Answer) | 最古の制服としては,西暦669年にあった壬申の乱で村国男依が兵士につけさせた 赤いしるしが例としてあげられる。 学生服は明治12(1879)年の学習院大学が最初であるという説がある。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | 調査資料1のp410-411 制服の項に以下の記述があります。 (前略)一定の規則あるいは規準に基づいて定められた服装。(中略)たとえば,日本でも, 明治初年の軍服制定に伴って,官吏の制服,さらに警察官,郵便配達夫の制服も定められた。 女子学生の制服は,キリスト教による女子教育の普及に伴って,修道尼の服装を模した長い 黒衣に白衿という制服が採用されたが,19世紀には水兵服(セーラー服)がとり入れられた。 (中略)男子学生の制服も軍服にならって制定されたが,詳細は「学生服」の項を参照 されたい。 〔日本古代の制服〕令制で,無位の官人や庶人,家人,奴婢等が,朝廷の儀式行事や日常の 勤務の際に着用すべきものとして制服が定められていた。 調査資料2のp132-133 学生服の項に以下の記述があります。 日本の場合,男子の学生服は,1886年高等師範学校,帝国大学などで採用したのを最初として, 87-88年中に各地の師範学校,中学校などで制服として採用され,日清・日露戦争期のころには 私立学校でも広く用いられるようになった。 調査資料3のp562-564「制服」の項には以下の記述があります。 制服は規制された衣服である。(中略)いいかえれば,強制力を伴った衣服である。(中略) 日本では669年,壬申の乱で近江朝廷に叛旗をひるがえした大海人皇子の武将,村国男依が 兵士に赤いしるしを付けさせたとあるが,これは集団としての威力を誇示するためで,日本 最古の制服の例としてあげられる。(後略) また,p127「学生服」の項には以下の記述があります。 特に日本における学生・生徒が着る制服のことをさし,(中略)詰衿服はプロシアの軍服から 出たとする説があり,1900年代には軍人を始め聖職者,御者,給仕などに広く着用されている。 日本が学生服として採用したのは明治12年(1879)の学習院,明治17年(1884)の東京山林学校を 始めとし,明治19年(1886)東京大学が詰衿,金ボタンの制服を定めたことから今日に至るまでの 学生服の形式ができた。(後略) | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | 依頼時期不明。メモによれば現在の白石高に制服がないことも質問のきっかけであったらしい。 | |||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 高校生 | ||||
登録番号 (Registration number) | 1000182132 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |