レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年07月29日
- 登録日時
- 2016/07/29 16:00
- 更新日時
- 2016/07/29 16:03
- 管理番号
- いわき総合-地域441
- 質問
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解決
なぜ、いわき市平字一町目~六町目は、「丁目」ではなく「町目」と表記するのか?
- 回答
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『地名の変化にみる、いわきの近代化』(いわき総合図書館 いわき未来づくりセンター 2008)の「コラム① 「丁目」の拡大」(P44)、「コラム② 「町目」と背割町」(P54)に記述がありました。
これによると、「町目」は江戸時代からの町では見かける表記で、多くの都市では「町」から「丁」へと転化していきましたが、平の場合、昔の表記が現在に息づいているのだそう。
この「町(丁)」は、江戸時代には長さを表した単位で、1町は約109m。当時は、土地の税を店の間口の広さに応じて課していたため、間口が狭く奥行きが長い「鰻の寝床」のような商家が立ち並ぶことになったそうです。
同書のP59「地図2-1-1 江戸時代末期の状況」でも、「鰻の寝床」のように区切られた当時の「一町目」「二町目」「三町目」「四町目」「五町目」の姿を見ることができます。
なお、「平六町目」は平成10年の字名改称時にできた新しい地名です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『地名の変化にみる、いわきの近代化』[K/291/チ・1111966469]
- キーワード
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- いわき 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000195409