レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190116
- 登録日時
- 2023/06/01 00:30
- 更新日時
- 2023/06/01 00:30
- 管理番号
- 徳郷20190106
- 質問
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解決
ア)二軒屋の地名の由来となったという、2軒しかなかった家の一つ「八万屋某」について分かる資料はないか。
イ)「ササキの抜穴」とは何か。勢見山の山頂に「ササキの抜穴」という古墳があるとウィキペディアに出ている。行ってみたが、そのような名前の古墳はなかった。
- 回答
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ア)資料【A】p114【B】p47より、1軒は「八万屋」で、資料【C】p379「八万屋長蔵、八万屋兵助」とあり。
もう1軒については、不明。
イ)資料【F】【G】より、「勢見山古墳」の通称が「佐々木の抜穴」。
【G】p519-「阿波国二古墳ノ記」(明治20年発表の記事)に、すでに「世人コレヲ佐々木のぬけ穴ト称ス」とある。由来は不明。
- 回答プロセス
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ア)1.郷土DBで「二軒屋」「八万屋」より、【C】を提供するが、それ以上の情報は見つからない。
イ)1.郷土DBで、全項目「ササキの抜」「佐々木の抜」検索するが、該当なし。
2.【D】より、「勢見山古墳」が、勢見山山頂にあることがわかる。
3.【E】p22「原形をとどめないが内部は竪穴式石室」。
【F】「勢見山古墳」に「通称、佐々木の抜穴と呼ばれる」とあり。参考文献【G】があがっている。
- 事前調査事項
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ア)質問者は、【A】p114の記述
「二軒のうちの1人、八万屋某の名は「阿波誌」に載っている」
から、【B】も確認済。
地域の寺院にも尋ねている。
- NDC
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- 四国地方 (218 8版)
- 参考資料
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- 【A】徳島わが町 (T210トク6114 徳島わが町編集委員会/編 徳島市中央公民館 1974)
- 【B】阿波誌 復刻版 (T209フシ747佐野之憲(藤原憲)〔旧阿波藩〕/編 笠井藍水/訳)
- 【C】阿波徳島藩蜂須賀家家臣無足以下分限帳 (T209.5クワ3379 桑井薫/編 桑井薫 2001.03)
- 【D】角川日本地名大辞典 36 (T290カト 角川日本地名大辞典編纂委員会/編纂 角川書店 1986.12)
- 【E】徳島県博物館紀要 1977 No.9 (T069トク4徳島県博物館 徳島県博物館「阿波忌部の考古学的研究」)
- 【F】徳島県郷土事典 (T030トク徳島県高等学校教育研究会/編 地歴学会事務局(徳島県立板野高等学校 1974)
- 【G】鳥居龍蔵全集 第4巻 (T389トリ1-4519鳥居龍蔵/著 朝日新聞社 1976.07)
- キーワード
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- 佐々木の抜穴、 勢見山古墳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000333785