レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年03月25日
- 登録日時
- 2016/03/29 14:14
- 更新日時
- 2016/03/29 14:15
- 管理番号
- いわき総合-地域413
- 質問
-
解決
いわき市四倉町の郷土料理や、ご当地食材について調べています。
この郷土料理やご当地食材を活かし、新しい「四倉ブランド」のご当地グルメを開発したいと考えています。参考になりそうな資料はありますか?
- 回答
-
郷土料理については、市内の郷土料理の調査報告書『ふるさとの味』(いわき市物産振興連合会1996)で確認することができます。「秋刀魚のなめろ」「カニミソ」など16品が、写真入りで紹介されています。
かつて、四倉町では鰹節の生産が盛んでした。明治35年には四倉町に「四倉町共立鰹節改良伝習所」という鰹節製造の技術を学ぶ学校が作られました。この結果、磐城節は品質が向上し、明治40年頃には全国4位の生産量を誇りました。しかし、昭和50年代には作られなくなったようです。『改良鰹節之碑をめぐって』(いわき市立四倉図書館 2003)には、当時の写真や歴史などが詳しくまとめられています。
『いわき市の農林水産業 平成27年』(いわき市 2015)では、市内各地の農産物を知ることができます。四倉地区の特産品として、トマト、菊、いちじくなどが紹介されています。
『いわきふるさと讃品』(いわき地区商工会広域連携協議会 2010)P9~20では、四倉地区の名産、特産品(主に加工品)が紹介されています。
四倉地区の観光パンフレットを確認すると、古いもの(『四倉地区観光・史跡ガイドブック』1991)では、「うにの缶詰」や「サンマのみりん干し」、玉山・白岩温泉周辺の「松茸」などが特産品として紹介。震災後の2011年10月発行のもの(『四倉MAP』)では、昭和初期から庶民の味として愛されてきた「ソースかつ丼」が紹介されています。
ちなみに、このソースかつ丼については、Web「食べログmatome」で各店のレポートが掲載されています。(http://tabelog.com/matome/2849/)
震災前にまとめられた四倉地区グランドデザイン『四つの倉のまちづくり』(四倉ふれあい市民会議 2008)では、四倉町について詳細に分析されています。震災前のグランドデザインなので状況が変化していますが、参考資料としてご案内します。
- 回答プロセス
-
1.資料を調査
上記資料のほかに、次の資料も確認するが有力な記述はなかった。
『四倉郷土史』
『四倉の歴史と伝説』
『贄田(にいだ) 第1号~第5号』
『よつくら 町勢要覧』など
- 事前調査事項
- NDC
-
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 農業 (610 9版)
- 水産製造.水産食品 (667 9版)
- 参考資料
-
- 【資料①】『ふるさとの味』[K/383/フ・1110096656]
- 【資料②】『改良鰹節之碑をめぐって』[四倉/K/667/イ・1610183970]
- 【資料③】『いわき市の農林水産業 平成27年』[K/610/イ-2015・1114013798]
- 【資料④】『いわきふるさと讃品』[K/602/イ・1111987499]
- 【資料⑤】『四倉地区観光・史跡ガイドブック』[SK/291/ヨ・1111992721]
- 【資料⑥】『四倉MAP』[K/291/ヨ・1114606542]
- 【資料⑦】『四つの倉のまちづくり』[K/318.7/ヨ・1111959381]
- キーワード
-
- 四倉町 よつくらまち
- 郷土料理
- 伝統料理
- 特産品
- 名物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000190350