レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20210117
- 登録日時
- 2021/07/06 00:30
- 更新日時
- 2021/10/08 14:12
- 管理番号
- 0401002659
- 質問
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解決
山口県の松陰神社内にある①花屋茶亭(正しくは花江茶亭)と②花月楼に関する本はないか。
- 回答
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参考文献を紹介した。
①花江茶亭に関する資料(花屋茶亭は依頼者の記憶違いで正しくは花江茶亭)
『萩市の文化財』(0112465612)、『茶室露地大事典』(0140787102)
②花月楼に関する資料
『萩市の文化財』『茶室露地大事典』
『数寄屋図解事典』(0115021651)、『総覧日本の建築 8』(0117831347)
『毛利重就』(0118211184)、『茶道聚錦 7』(0114450729)
- 回答プロセス
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①「花屋茶亭」
自館検索、インターネット検索、レファレンス協同データベースのいずれも「花屋茶亭」ではヒットせず。
インターネットで「花屋茶亭 山口」で再検索したところ「花江茶亭」がヒット。
再度「花江茶亭」で検索をかけると萩市観光協会のHPがヒットしたので質問者の記憶違いと判明。
「花江茶亭」で自館検索するがヒットせず。分類791(茶道)付近の書架で『茶室露地大事典』を見つけ、こちらで確認したところ記載があった。
また、萩市であることが判明しているので「萩市」で自館検索したところ『萩市の文化財』がヒット。内容を確認したところ、「花江茶亭」「花月楼」どちらも1ページずつであるが記載があった。
②「花月楼」
自館検索するがヒットせず。
インターネットで「松陰神社 花月楼」で検索したところ、萩市観光協会公式サイトがヒット。
「境内散策」に花月楼の説明を発見。
「7代藩主毛利重就が、利休の流れを汲む表千家の家元、第7代如心斎の門人、江戸千家の元祖川上不白の献上した花月楼の設計図にもとづいて、安永5年(1776)三田尻(防府市)の別邸宅に建築したもの」とあり。
花月楼が茶室であることが判明したので再度自館資料を検索。
一般的な建築関係の事典類を確認するが見当たらず。建築関係の書架を調査し、『総覧日本の建築8』『数寄屋図解事典』の内容を確認したところ、花月楼に関する記述があった。
また、茶道関係の書架で『茶道聚錦 索引小事典』で確認したところ「花月楼」は7巻に記載されてた。
川上不白、毛利重就の名前が出てきたので両名の名前で検索し、ヒットした資料の内容を確認したところ『人物叢書 毛利重就』にも記載があることが判明した。
松陰神社「境内散策」 https://showin-jinja.or.jp/guide-map/(2021.7.21最終確認)
萩市観光協会公式サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100051(2021.7.21最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791 10版)
- 日本の建築 (521)
- 日本 (281)
- 参考資料
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- 茶室露地大事典,中村 昌生/監修,淡交社,2018.3 (p148「花月楼」、p724「花江茶亭」の記載あり。|0140787102|R/791.6/チ/①②)
- 萩市の文化財,萩市教育委員会/編,萩市,1975年 (p56「花月楼」、p66「花江茶亭」の記載あり。|0112465612|/709.1/シュ/069152①②)
- 総覧日本の建築 8,日本建築学会/編,新建築社,1998.3 (p296「花月楼」の記載あり。|0117831347|/521/ニ/(8)②)
- 茶道聚錦 7,小学館,1984.11 (p249、251「花月楼」の記載あり。|0114450729|/791/サ/②)
- 毛利重就,小川 國治/著,吉川弘文館,2003.2 (p193「花月楼」の記載あり。|0118211184|/281/ジ/233②)
- 数寄屋図解事典,北尾 春道/編,彰国社,1959. (p63「花月楼」記載あり。|0115021651|R/521.8/ス/②)
- キーワード
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- 花江茶亭
- はなのえちゃてい
- 花月楼
- 松陰神社
- 萩市
- 川上不白
- かわかみ ふはく
- 毛利重就
- もうり しげなり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000301402