レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月28日
- 登録日時
- 2022/11/12 17:51
- 更新日時
- 2023/04/02 17:42
- 管理番号
- 千県中児童-2022-01
- 質問
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解決
千葉県のお城が一覧になっているような本を探している。県内のお城を訪ねたくて読みたいと思ったが、お城は膨大にあることが分かったので、主要なお城が載っていて分かりやすい児童書がよい。
- 回答
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当館に所蔵している以下の資料を提供した。
(1)複数の城について書かれている資料
【資料1】『おはなし千葉の歴史』(千葉県歴史教育者協議会編 岩崎書店 2012)
以下のページに簡単な地図と城名が書かれている。
p31「関東の戦国大名」関宿城、国府台城、小弓城、長南城、真里谷城、久留里城、稲村城
p52「房総の江戸時代の交通路」城下町のマークあり。佐倉、佐貫、久留里、大多喜
p78「房総の戊辰戦争略図」大名の城・陣屋のマークあり。佐倉・多古・生実・五井・鶴牧・請西・飯野・佐貫・勝山・館山・勝浦・久留里・大多喜・一宮
【資料2】『図説千葉県の歴史 図説日本の歴史 13』(三浦茂一責任編集 河出書房新社 1989)
以下のページに簡単な地図と城名が書かれている。
p80「平忠常の乱関係地図」に千葉城、大友城、大椎城
p126「戦国最末期(天正17=1589前後)の房総地方要図」に関宿、小金、布川、臼井、佐倉、矢作、鏑木、大台、東金、土気、長南、池和田、一宮、久留里、小糸、佐貫、小田喜(大多喜)、万木、つくらふみ、百首、金谷、勝山、勝浦、岡本、吉宇、靏ヶ城
また、p118に「下総の中世城郭」の項目があり、松子城が紹介されている。
【資料3】千葉県刊行物産協会「集めよう!千葉の御城印(ごじょういん)!」
(https://maruchiba.jp/miryoku/shun/allchiba/gojyoin2020.html)
地域別に、御城印のある城が載っており、各城について簡単な解説あり。
(2)地域別の城について書かれている資料
【資料4】『さとみ物語 歴史副読本』(館山市教育委員会生涯学習課編 館山市教育委員会 2013)
p14に1500年代から1538年の安房地域の城が、p28には1585年~1597年の城が地図に書かれている。また、p48には「歴史発見マップ」があり、現在の安房地域の城跡や寺社の写真が一緒に掲載されている。
【資料5】『日本の遺跡と遺産 5 城と城跡』(岩崎書店 2009)
p29に久留里城が掲載されている。
【資料6】『千葉県の歴史散歩 新全国歴史散歩シリーズ 12』(千葉県高等学校教育研究会歴史部会編 山川出版社 1989)
城の通覧はできないが、地域別に史跡が紹介されており、一部、城も掲載されている。
【資料7】『千葉県の地理と歴史 野外見学ガイド』(千葉地理学会編 野村出版 1980)
p5「むかしの城はどこにあったのか」の図 戦国時代の城跡と、戦国時代から近世の城跡でマークが分かれている。
以下のインターネット情報を紹介した。
【資料8】千葉市図書館のパスファインダー「「千葉の城」について調べる」
(https://www.library.city.chiba.jp/reference/6chibanoshiro.pdf)
千葉市図書館で作成しているパスファインダー。千葉市の城について、資料紹介と探し方が記載されている。
【資料9】千葉県「県指定史跡」
(https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/b-shigen/03shiseki/)
多様な史跡の中に城跡も載っている。椎津城跡(リンク無し)、上総大多喜城本丸跡。
【資料10】佐倉市「佐倉城・100名城スタンプラリーについて」
(https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/koenryokuchika/13/3042.html)
佐倉城の説明と、佐倉城跡の写真が掲載されている。
【資料11】酒々井町「酒々井町 町の歴史」
(https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2014021803982/)
本佐倉城跡についての紹介と空掘の写真が掲載されている。
【資料12】千葉県立中央博物館 大多喜城分館「当館について」
(http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1517929898059/index.html)
大多喜城の歴史や、歴代の城主が紹介されている。
(インターネットの最終アクセス:2022年8月30日)
- 回答プロセス
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・児童資料室の分類521や、分類291の書架を探索し、以下の資料を確認したが、千葉県の城についての記述はなかった。
『鳥瞰図でみる日本の城 君も「城」博士になれる!』(PHP研究所編 PHP研究所 2006)
『これだけは知っておきたい教科書に出てくる日本の城 東日本編』(これだけは知っておきたい教科書に出てくる日本の城編集委員会編著 汐文社 2016)
『お城へ行こう!』(萩原さちこ著 岩波書店 2014)
『都道府県別日本地理2 ポプラディア情報館 関東地方』(小松陽介監修 ポプラ社 2010)
『日本の地理 5 関東地方』(井田仁康監修 学研教育出版 2013)
『ポプラディアプラス日本の地理 2 関東地方』(ポプラ社 2020)
・千葉県立図書館ホームページ「図書・雑誌・視聴覚資料検索」で、件名「城」、キーワード「千葉」、書誌種別「図書児童」を入力して検索し、【資料1】を発見。
・児童資料室内にある千葉県関係資料の書架を探索して【資料2】【資料4】~【資料7】を発見。
・観光の観点から、まるごとeちばのページ内を「お城」で検索し、【資料3】を発見。
・Googleで「千葉県 城 一覧」を検索し、【資料8】を発見。【資料8】の中に【資料9】が紹介されていた。
・公益財団法人日本城郭協会の「日本100名城」(http://jokaku.jp/japan-top-100-castles/)、「続日本100名城」(http://jokaku.jp/japan-top-100-castles/best-100-castles-of-japan-2nd-selection/)
のページをそれぞれ確認し、【資料10】~【資料12】を発見。
・大人向けの郷土資料の分類2909の書架から該当しそうな資料があるか確認し、以下の資料を発見したが、大人向けに書かれている資料で内容は難しい。
『房総城下町絵本』(さいとうはるき著 崙書房出版 1995)
『房総の城下町45 イラストマップで歩く』(さいとうはるき著 崙書房出版 1996)
『関東の名城を歩く 南関東編 埼玉・千葉・東京・神奈川』(峰岸純夫編 吉川弘文館 2011)
- 事前調査事項
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質問の前に以下資料を手に取られたようだった。
『図説日本城郭大事典 2』(平井聖監修 日本図書センター 2000)
- NDC
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- 日本の建築 (521 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『おはなし千葉の歴史』(千葉県歴史教育者協議会編 岩崎書店 2012)(0600461265)
- 【資料2】『図説千葉県の歴史 図説日本の歴史 13』(三浦 茂一責任編集 河出書房新社 1989)(9600042783)
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【資料3】千葉県刊行物産協会「集めよう!千葉の御城印(ごじょういん)!」
(https://maruchiba.jp/miryoku/shun/allchiba/gojyoin2020.html) - 【資料4】『さとみ物語 歴史副読本』(館山市教育委員会生涯学習課 編 館山市教育委員会 2013)(0600566276)
- 【資料5】『日本の遺跡と遺産 5 城と城跡』(岩崎書店 2009)(0600379148)
- 【資料6】『千葉県の歴史散歩 新全国歴史散歩シリーズ 12』(千葉県高等学校教育研究会歴史部会編 山川出版社 1989)(9600043379)
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【資料7】『千葉県の地理と歴史 野外見学ガイド』(千葉地理学会編 野村出版 1980)
(9600043397) -
【資料8】千葉市図書館のパスファインダー「「千葉の城」について調べる」
(https://www.library.city.chiba.jp/reference/6chibanoshiro.pdf) -
【資料9】千葉県「県指定史跡」
(https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/b-shigen/03shiseki/) -
【資料10】佐倉市「佐倉城・100名城スタンプラリーについて」
(https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/koenryokuchika/13/3042.html) -
【資料11】酒々井町「酒々井町 町の歴史」
(https://www.town.shisui.chiba.jp/docs/2014021803982/) -
【資料12】千葉県立中央博物館 大多喜城分館「当館について」
(http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1517929898059/index.html)
- キーワード
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- 千葉県(チバケン)
- 城(シロ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 児童書 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324015