レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20220625
- 登録日時
- 2023/03/12 00:30
- 更新日時
- 2023/03/17 18:38
- 管理番号
- 宇東23-134
- 質問
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解決
明治維新の頃に制定された「爵位」について知りたい。
- 回答
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資料1『華族総覧』千田稔(講談社)2001
→全国の主な華族について都道府県別に書かれた本。p21~のはしがきに,華族とはなにか,華族に関する詔勅・法令について記載あり。明治17年7月7日に「華族令」が制定され制度の根幹が定まる。爵位は公侯伯子男の五等にわかれ,旧時代における身分と新国家への貢献度(勲功)で決まるといった説明がある。
資料2『華族のすべてがわかる本』(新人物往来社)2009
→明治・大正・昭和の華族について書かれた本。「Q&A華族と近代日本の基礎知識」p10-12に爵位の制定について記載されている。
資料3『日本の名家・旧家』森岡浩(洋泉社)2017
→序章「名家とは何か」p7に記述あり。
・戦前には華族という制度により五つの階級があり,1000家ほどが華族に選ばれていた。
・当初の華族は,幕府打倒と明治新政府の創設に活躍した人たちだけで,幕府側だった家は数が少なかった。
・軍国主義が進むにつれ,軍人や高級官僚が爵位をもらうようになり,特に男爵は家よりも個人への勲章に近いものに変容している。
資料4『日本の名家・名門人物系譜総覧』
→ 本編は,旧華族を武家篇,公家篇,新華族篇にわけて一覧を掲載。各家の祖から記述しており見出しには爵位の表示あり。巻末p335~の「全華族系譜総覧」は,爵位別の各家の本編への索引を掲載。
- 回答プロセス
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・「爵位」という言葉では資料が見つからなかったので,爵位のある人→「貴族」「華族」という言葉で検索した。
・「貴族」という言葉は,外国もしくは日本の平安時代についての本に使われていたため,「華族」をキーワードに検索した。
・華族については「名家」「旧家」「名門」というタイトルがついた本にも記載がある。
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 10版)
- 社会学 (361 10版)
- 参考資料
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千田稔 著 , 千田, 稔, 1946-. 華族総覧. 講談社, 2009. (講談社現代新書 ; 2001)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010412261-00 , ISBN 9784062880015 -
新人物往来社 編 , 新人物往来社. 華族のすべてがわかる本 : 明治・大正・昭和 : 日本の上流社会の系譜. 新人物往来社, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010437609-00 , ISBN 9784404037282 -
森岡浩 著 , 森岡, 浩, 1961-. 日本の名家・旧家. 洋泉社, 2017. (歴史新書)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027797813-00 , ISBN 9784800311351 -
日本の名家・名門人物系譜総覧. 新人物往来社, 2003. (別冊歴史読本 ; 57)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004229464-00 , ISBN 4404030576
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千田稔 著 , 千田, 稔, 1946-. 華族総覧. 講談社, 2009. (講談社現代新書 ; 2001)
- キーワード
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- 爵位
- 華族
- 名家
- 名門
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000330207