レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年05月26日
- 登録日時
- 2012/08/26 14:28
- 更新日時
- 2015/03/05 11:19
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 京都市中央2012-008
- 質問
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解決
京都市内に昔あった映画館について,場所が確認できる地図が見たい。
- 回答
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1『新京極 新京極誕生百周年記念併,新京極ジュニアクラブ創立百周年記念』(新京極連合会・新京極ジュニアクラブ 1972)
p31【明治14年頃の新京極概略】,p33【大正初期の新京極】,p35【昭和16年頃の新京極】,p37【現在の新京極(昭和47年9月1日調べ)】地図あり。店舗名の中から映画館を探す必要がある。
p44~46【興行界の百年】,p46~49【新京極各館の変遷】の文中に,映画館名が太字で出てくるので,館名を拾うことができる。
2『京都映画図絵』(鴇 明浩・京都キネマ探偵団/編 フィルムアート社 1994)
p244【新京極と其の附近劇場案内 昭和9年】手描きの地図。[現存][消滅(S9以降)][消滅(S9までに)]の区分あり。
3『河原町商店街振興組合40年史』(河原町商店街振興組合「華委員会」/編 丸善京都出版サービスセンター 2002)
p126【昭和38年1月現在 河原町商店街振興組合店舗略図】,p144【昭和45年4月現在 河原町商店街振興組合店舗略図】,p158【昭和60年5月現在 河原町商店街振興組合店舗略図】,p165【平成元年5月現在 河原町商店街振興組合店舗略図】地図あり。店舗名の中から映画館を探す必要がある。
p98~119【店舗の変遷】を参考として,町別に[大正15年(1926年)7月]から[平成13年(2001年)9月]まで,[屋号・名前・業種]を確認できる。
4『西陣の史跡 思い出の西陣映画館』(田中 泰彦/編 京を語る会 1990)
2部構成の資料。後半の『西陣の映画館・芝居小屋・寄席』標題紙裏に【西陣附近の映画館劇場略図】あり。本編は映画館別の情報。
5『映画ロマン紀行 京都シネマップ』(中島 貞夫/[ほか]著 京都国際映画祭組織委員会京都事務局 1994)
p127に,新京極周辺と西陣周辺の[廃館,現存]地図あり。映画館名のみの地図で,[現存]は1994(平成6)年刊行時,【廃館】が何年かなどの情報なし。
6『京都繁華街の映画看板 タケマツ画房の仕事』(竹田 耕作・竹田 啓作/編著 キャッスル・カンパニー 2009)
p70~71【新京極周辺映画館地図 タケマツ画房の仕事が見られた場所】地図と,簡単な映画館情報の文章,白黒写真あり。
以下,2015年1月16日追記
7『近代歌舞伎年表 京都篇別巻』(国立劇場調査養成部調査資料課近代歌舞伎年表編纂室/編 八木書店 2005)
別冊付録【京都市劇場史略図】5図あり。【①新京極周辺】【②千本・西陣周辺】【③祗園・東山周辺】【④千本三条周辺】【⑤伏見周辺】
凡例に「変遷は,新築開場,改称,改築,消失,閉場,廃座,映画への移行などの年月日を記した。」「各図の現状は,平成16年11月現在」とあり。
- 回答プロセス
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『京都大事典』(佐和 隆研/[ほか]編集 淡交社)p96【映画館】より
オーケストラと活動弁士を備えた専門興行の常設館は,横田商会が1908(明治41)年に開設した新京極の電気館に始まる。ついで日本館・西陣電気館などが上映し始め,新京極を中心に洋画専門のキネマ倶楽部,邦画専門の帝国館が続き,西陣・伏見にも増設された。市内の常設館は,1936(昭和11)年には44軒,1961(昭和36)年には71館,1982(昭和57)年には27館。
- 事前調査事項
- NDC
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- 映画 (778 9版)
- 商業史.事情 (672 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 映画館
- 商店街
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000110630