レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年02月24日
- 登録日時
- 2017/03/17 13:37
- 更新日時
- 2017/03/17 13:37
- 管理番号
- 0131224720
- 質問
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解決
高崎白衣大観音について、昭和59~61年と平成6~7年の間でそれぞれ改修工事があったと思うが、その新聞記事がみたい。
- 回答
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高崎白衣大観音は、以前から内部を改修したり、外面もその時どきに修理をしてきましたが、建立50周年にあたる昭和61年と、建立60周年の前年の平成7年に大きな修復工事が行われました。
昭和61年の改修は、慈眼院で50周年祭を催すにあたって、その前に大観音にたまった煤やほこりを取り払い、欠損部分を修理することになりました。
この時は本格的な足場を組んで外観全面を徹底的に改修することになり、工事の費用に約6300万円、期間は昭和60年9月から同年12月までかかりました。
その後10年を経て、平成8年の建立60周年を前に再び大規模な修復工事が行われました。
平成7年9月に大観音像表面のモルタルの一部がはげ落ちたため、超音波探査やアンカー孔(こう)を開けて内部調査をしたところ、ひび割れやすき間が発見されました。これを放置すると地震などの自然災害に対する危険性が高まるため、表面塗装などが必要であることがわかり、建立以来で最大規模の修復工事を行うことになりました。
この修復工事の費用は調査費を合わせて約1億600万円となり、期間は平成7年9月から平成8年3月までかかりました。
以下、当館所蔵の参考資料になります。
・昭和60年の修復工事
高崎市民新聞 1985.8.31(2)
半世紀のアカ落とし 白衣大観音を大修理
広報たかさき 1985.10.15(5)
白衣大観音化粧なおし
・平成7年の修復工事
上毛新聞 1995.12.22(15)
”還暦”前に化粧直し 建立以来最大規模 表面塗装、ひび割れ修復
- 回答プロセス
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上毛新聞記事検索より1995.12.22の上毛新聞の記事を発見。
群馬県立図書館の事例検索より2016.10.19の上毛新聞の記事を発見。
朝日新聞記事データベース(聞蔵)には該当記事見当たらず。
上毛新聞 2016.10.19の白衣大観音建立80周年の特集記事内の「白衣大観音像の歩み(年表)」から、修復工事をした年をそれぞれ確認し、当時の高崎市民新聞と広報たかさきにもあたる。
- 事前調査事項
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高崎市史と観光たかさきは閲覧済とのこと。
- NDC
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- 仏像 (718 9版)
- 参考資料
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半世紀のアカ落とし 白衣大観音を大修理. 高崎市民新聞 1985.8.31 p. 2
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000057970-00 (当館資料番号 157003708) - 白衣大観音化粧なおし. 広報たかさき 1985.10.15 p. 5 (当館資料番号 117147421)
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”還暦”前に化粧直し 建立以来最大規模 表面塗装、ひび割れ修復. 上毛新聞 1995.12.22(15)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000056941-00 (当館資料番号 151054442)
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半世紀のアカ落とし 白衣大観音を大修理. 高崎市民新聞 1985.8.31 p. 2
- キーワード
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- 高崎白衣大観音
- 白衣大観音
- 高崎白衣観音
- 白衣観音
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000212133